■ ここ14試合ではわずか1敗のみJ2はちょうど2/3となる28節が終了した。残りは1/3になったが10連勝中の柏が首位を走っている。独走態勢に入りつつあるが、2位に浮上した大宮もここ5試合は4勝1分けと好調。4位の横浜FCもここ10試合で8勝2分けなので柏が突っ走っているものの意外と下との差は広がっていない。3位の京都、5位の水戸も状態は下降線とは言ってもまだ柏を射程圏内に捉えている。例年通りで自動昇格争いは熾烈を極める。
6位の山形と7位の甲府の差が「4」。プレーオフ争いは3位の京都・4位の横浜FC・5位の水戸・6位の山形の4チームが中心になっているが注目すべきは8位の金沢だろう。7位の甲府と8位の金沢と9位の岡山はいずれも勝ち点「43」なので、6位の山形との差は「4」のみ。金沢はJ2に昇格して5年目になるが過去最高成績は初年度の2015年の12位。クラブ史上最高成績ならびに初のプレーオフ出場のチャンスを迎えている。
破竹の10連勝中の柏にスポットライトが当たる状況になっているが金沢もここ14試合では4勝1敗9分けとなる。敗れた1敗というのは23節に行われたアウェイの柏戦のみ。15節~28節までを第2クールと表現することが出来るが、第2クールでわずか1敗のみだったのは11勝1敗2分けだった柏と4勝1敗9分けだった金沢のみ。9引き分けなのでドローゲームが多くなっているが「簡単には負けないチーム」になっている。