■ 自動昇格は絶望的・・・。ホワイト監督が退任して永井監督が就任した東京Vは26節を終えた時点で9勝8敗9分けで勝ち点「36」。13位に位置する。監督交代後は2連勝したのでいい流れになりかけたが25節はアウェイで栃木SCとスコアレスドロー、26節はアウェイで京都に0対4で大敗した。6位の山形との差は「7」なのでプレーオフ出場のチャンスは残っているが2位の京都との差は「14」。目標だった自動昇格を達成するのは難しくなった。
監督交代後は2勝1敗1分けとなるが監督交代後の7月19日(金)に新たにキャプテンに就任した20才のMF渡辺皓がJ1の横浜FMに完全移籍することになった。今シーズンは怪我の影響もあって力を出し切れていないが永井監督になってからは4試合連続でスタメンフル出場中。新しいチームの中心として同じユース出身のMF井上潮やMF藤本寛とともにチームを引っ張っていくことが期待されていたが驚きの電撃移籍となった。
昨夏に行われたアジア大会のときはMF松本泰(広島)とともに主力のボランチとして活躍。五輪代表の銀メダル獲得の立役者の1人になった。五輪代表はボランチのポジションが固定できておらず、たくさんの選手がレギュラー候補に名前が挙がっているが、MF渡辺皓は「レギュラーの有力候補の1人」である。2020年の東京五輪での活躍も大いに期待されている中、このタイミングで横浜FMに個人昇格することになった。
つい先日も横浜FMはCBのDF伊藤槙(水戸)を獲得しているがここ最近の横浜FMは「J2の舞台で活躍している選手」を積極的に獲得してきた。正キーパーのGK朴一圭はさらに下のJ3で活躍していた選手になるので各方面にアンテナを張り巡らせて補強に動いているが昨夏のDF畠中に続いて東京Vユース出身の選手を夏の移籍市場で引き抜く形になった。ちなみにSBのDF和田拓ももともとは東京Vユース出身になる。