モンテディオ山形→ 前半戦(1節~21節)を首位で折り返した山形だったが22節は京都(H)、23節は岡山(A)に敗れた。後半戦(22節~42節)は連敗スタートになって順位は4位まで後退したが24節の徳島戦(H)は3対1で勝利。相手に退場者が出て数的優位になるなど運に味方されたところもあるが5試合ぶりの勝利を手にした。試合が荒れたので後味の良くない試合での勝利になったが悪い流れを食い止めることに成功した。
今夏のJリーグの移籍市場はJ2の上位クラブの多くが積極的な動きを見せて戦力アップに成功したが山形はエースのFW阪野(→松本山雅)が流出した。フォワードの軸として活躍してきたFW阪野の移籍は大きなマイナスである。昇格争いのライバルである京都や柏や水戸などが即戦力の補強に成功したのとは対照的に苦しい流れだったがFW高木彰(G大阪)の獲得に成功。さっそく徳島戦で初ゴールを記録した。
J3のG大阪U-23でゴールを量産した五輪世代のFW高木彰はフォワードでも2列目でもプレー可能。G大阪のトップチームではなかなか出場機会を掴めなかったがJ3で得点感覚を身に付けた旬のストライカーである。東京世代でノビシロのある選手を獲得できたのは良かった。他にはボランチのMF秋山大(C大阪)を獲得。愛媛FC時代には木山監督の指導を受けており、高いボール奪取力に定評のある選手になる。
徳島戦(H)は途中出場だったFW高木彰はG大阪U-23のときは2トップの一角でプレーすることが多かった。彼が「3-4-2-1」を採用することが多い山形の1トップを務められるのか?否か?に攻撃的なポジションのレギュラー争いは大きく左右されると思うが「1トップ向きの選手ではない。」と考えられるのでCF系の選手を獲得したい。今年の第2登録期間(ウインドー)は8月16日(金)まで。さらなる補強が期待される。
→ 2019/07/16 【Jリーグ】 「誰得な移籍」になる可能性もあるFW阪野豊史(モンテディオ山形→松本山雅)の移籍