1人目 : GK キム・スンギュ (ヴィッセル神戸)→ 1月に行われたアジア杯のときは韓国代表の正キーパーを務めた実力者も今シーズンは低調。外国人枠の問題もあって起用法が安定しなかったのは気の毒に感じるが失点に絡むミスが目立っており、著しく精彩を欠いている。噂されているとおり、日本代表のGK川島の加入が確定した場合、移籍の道を選択する可能性は高まる。彼が市場に流れた場合、日韓のたくさんのクラブ間で争奪戦に発展する可能性は高い。
2人目 : FW 高木彰人 (ガンバ大阪)→ J3のG大阪U-23のエースとして16試合で8ゴールを記録。トップチームに定着したFW食野亮に代わってチームを牽引しているがG大阪のトップチームでの出場機会はゼロ。ベンチ入りの機会すら一度もない。今シーズンのG大阪は積極的に若手を抜擢していることを考えると「FW高木彰にだけチャンスが回ってこないのはかなり不思議」と言える。宮本監督の評価は高くないようなので他クラブには狙い目と言える。
3人目 : MF 守田英正 (川崎フロンターレ)→ 2018年の連覇に大きく貢献したMF守田にかかる期待は大きかったが怪我の影響ならびに例の問題の影響で評価や好感度は急降下した。怪我をしている間に東京世代のMF田中碧が急成長して定位置を奪われる形になっており、「ボランチの3番手」あるいは「ボランチの4番手」になっている。フル代表での活躍も期待されているがこの状況が続くようだと「MF守田の獲得」に興味を示すクラブは出てくるだろう。
4人目 : MF 中島元彦 (セレッソ大阪)→ J3で16試合で4ゴール2アシスト。今シーズンはC大阪U-23の大黒柱として上位争いをするチームを引っ張っている。序盤戦は思うようなプレーが出来ない時期もあったがようやく復調してきた。C大阪のトップチームは好調。J3レベルの選手ではなくなっていることを考えると「今夏の移籍」はあり得る。J2の半数ほどのクラブで主力になれる力がある。C大阪の若手は有望株が多いが中でもピカ一の存在である。
5人目 : FW 安藤瑞季 (セレッソ大阪)→ 鳴り物入りでC大阪に加入したが2018年はJ3でも15試合で1ゴールのみ。プロの壁にぶち当たったが2年目で覚醒中。途中出場が多い中、15試合で7ゴール4アシスト。「わずか767分のプレー時間で11ゴールに絡んでいる。」というのは驚異的である。FW柿谷の残留が確定したことでFW安藤瑞をJ2のクラブに修行に出す余裕が出て来た。MF中島元と同様で「J3レベルの選手」ではなくなってきている。
6人目 : DF 藤谷壮 (ヴィッセル神戸)→ 東京世代を代表する右SBも今シーズンはJ1で1試合の出場のみ。DF西大伍の加入ならびに自身の怪我の影響でほとんどプレーできていない。五輪代表の右WBのレギュラーの最有力候補だったがDF岩田(大分)やDF菅原(AZ)の台頭によって立ち位置は微妙になっており、このままだと東京五輪の本大会の出場は難しいだろう。代わりの右SBの獲得に目途が立った場合、他クラブへの期限付き移籍はあり得る。
7人目 : MF 岩崎悠人 (コンサドーレ札幌)→ 同じく五輪代表の主力として活躍してきたが新天地の札幌ではJ1で5試合の出場にとどまっている。同じ新戦力のFW鈴木武蔵とMFアンデルソン・ロペスが文句なしの結果を残しているのでここから挽回してポジションを奪取するのは至難の業である。五輪代表の2列目の層は非常に厚いのでこのままだと本大会でプレーするのは難しい。「出場機会を求めての期限付き移籍」は十分に考えられる状況である。
8人目 : DF 井林章 (東京ヴェルディ)→ 「J2屈指のCB」と評価されて広島に個人昇格を果たしたがJ1のリーグ戦では出場機会なし。7試合ほどベンチに入っているがまだ出番は得られていない。DF野上、DF佐々木翔、DF吉野恭に加えてここ最近は大卒ルーキーのDF荒木が奮闘中。立ち位置はかなり厳しい。ACLの敗退が確定した広島は若返りを図っている最中。J2で実績十分の経験豊富なCBの獲得に興味を示しているクラブは多いはず。
9人目 : MF 山村和也 (川崎フロンターレ)→ 尹体制のC大阪で大きな存在感を発揮。昨オフに川崎Fに加入したがJ1では8試合の出場のみ。わずか112分の出場にとどまっている。ボランチとCBだけでなくトップ下やフォワードでもプレー可能。稀代のオールラウンダーにとって今シーズンは難しいシーズンになっており、彼の獲得に興味を示すクラブはたくさんあると考えられる。様々な形でチームに貢献できるのでこれほどありがたい選手はいない。
10人目 : FW 原大智 (FC東京)→ U-20W杯にも出場した190センチの大型ストライカーはJ3のFC東京U-23で13試合に出場して9ゴール1アシスト。2018年は23試合で4ゴール2アシストだったことを考えると大飛躍のシーズンになっている。順調に力を付けているがJ1のリーグ戦ではベンチ入りの機会もなし。FWディエゴ・オリヴェイラ&FW永井謙が結果を出しているのでチャンスは巡ってこない。明らかにJ3レベルの選手ではなくなっている。
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