■ 内容的には横浜FMの完勝7月13日(土)に行われた横浜FMと浦和の試合は雨にもかかわらず、33,673人という大観衆が集まった。首位のFC東京を追う2位の横浜FMにとっては「落とせない試合」だったが3対1で勝利した。これで横浜FMは11勝5敗3分けで勝ち点「36」。FC東京の試合は日曜日に行われるので暫定ながらFC東京との差は「3」まで接近した。横浜FMにとっては2004年以来なので久しぶりとなるJ1制覇のチャンスを迎えている。
敗れた浦和は7勝8敗3分けで勝ち点「24」。ACLでベスト8まで残っているので「過密日程になっている。」という点は考慮しなければいけないが波に乗り切れない。18試合で15得点のみ。今シーズンは得点力不足に苦しんでいる。期待されていたFW武藤雄、FW杉本健、MFアンドリュー・ナバウト、MFマルティノス、MFファブリシオ、MFマルティノスなどが結果を出せずにFW興梠への負担が大きくなっている。
この試合のシュート数は横浜FMが21本だったのに対して浦和は4本のみ。0対2になった後、相手のオウンゴールで1点を返したが、厚みのある攻撃はあまりできなかった。勢いの差ならびに現状の力の差を痛感させられる試合になったと言える。大槻監督は昨シーズンも途中で数試合だけ指揮を執ったが正式に監督に就任した今回は指導者としての真価が問われることになる。監督就任後は2勝2敗1分けとなった。