■ 好調なチームに水を差すニュース水戸ホーリーホックは折り返し地点となる21節を終えた時点で9勝3敗9分けで勝ち点「36」。4位と好位置に付けている。2位の京都との差は「1」のみ。オフに主力数名が抜けたので開幕前の時点では「降格候補の1つ」に挙げられていたことを考えると驚きの快進撃と言える。開幕から12試合負けなしと突っ走った後はやや勢いが落ちているがそれでも粘り強く勝ち点を積み上げて何とか上位争いに踏みとどまっている。
「クラブ史上初のJ1昇格」のチャンスを迎えているが6月23日(土)に「スタッフの残業代未払い問題ならびにパワハラ問題」が発覚。クラブも概ね事実であることを認めて謝罪をしている。合わせて対応策や再発防止策も発表しているが、クラブの好成績に水を差す結果となった。地元の茨城新聞が最初に記事を出して他のメディアも追随する形になったが「大きなイメージダウン」と言わざる得ない不祥事になる。
http://www.mito-hollyhock.net/news/14589/パワハラ問題については「加害者(当時の幹部)に対する処分内容」も公表されており、「減給1カ月」と報道されている。減給の額について調べてみると、労働基準法第91条では「就業規則で、労働者に対して減給の制裁を定める場合においては、その減給は、一回の額が平均賃金の1日分の半額を超え、総額が一賃金支払期における賃金の総額の十分の一を超えてはならない。」と決められているようだ。
この通りだと、減給の額は1万円や2万円程度。大した額ではなさそうだ。実際にどんなパワハラが行われていたのか?は分からないので何とも言えないが、「加害者への処分が甘すぎるパターン」と「パワハラ自体がそこまで酷いものではなかったパターン」の2つが考えられる。2018年のスポーツ界はアメフトや体操やボクシングなどのパワハラ問題で揺れたが詳細が分からない状況で是非を判断するのは危険である。
→ 2018/05/27 【アメフト問題】 加害者は加害者。被害者とは言えない。正当に批判されるべきである。
→ 2018/09/04 【体操界:暴力&パワハラ騒動】 「本当に100対0で塚原夫妻が悪いのか?」と思った。