09位 : 鹿島アントラーズ → 27.25才
→ J1全体の平均年齢は27.30才なので「FC東京や鹿島が平均程度」になる。近年の鹿島は主力の欧州進出が目立っており、今夏もMF安部裕とDF安西の欧州行きの噂が流れるなど主力の流出に苦しんでいるが「若くて将来性の高い選手が多いことの証」とも言える。GKクォン・スンテやDF内田篤やMFレオ・シルバなど経験豊富な選手もいるが20代前半の選手も多い。代わりの選手がすぐに出てくるのは強みと言える。
08位 : FC東京 → 27.22才
→ 首位で前半戦を折り返したFC東京の平均年齢はアベレージ程度になる。18才になったばかりのMF久保建がいるのでフレッシュなイメージは強いがDF森重やDFチャン・ヒョンスやGK林彰洋など経験豊富な選手が要になっているので年齢バランスは優れている。次代を担う選手もMFナ・サンホ、FW田川、DF中村拓、MF平川怜、FW原大智、GK波多野などが控えており、「将来への備えも盤石」と言える。
07位 : 名古屋グランパス → 27.08才
→ ストイコビッチ体制のときは経験豊富なベテランが多かったが大胆な若返り策を実行した結果ならびに不本意な流出の影響で平均年齢はグーンと低くなった。意外に感じるが大黒柱のMFガブリエル・シャビエルはまだ25才。MFジョアン・シミッチも26才なので意外と若い。若手世代でポジションを確保しているのはDF宮原とDF中谷進の2人くらいになるが平均するとJ1の中では7番目の若さになる。
06位 : 清水エスパルス → 26.91才
→ 20代前半から中盤に主力が集中している若手チームである。リオ世代のMF金子翔、FW北川航、DF松原后などが押しも押されぬ主力になっており、東京世代のDF立田も中心選手になっている。若手の台頭と飛躍によって2018年のJ1で8位と躍進したのは記憶に新しい。彼ら以外にもMF滝やMF西澤健やMF高橋大など有望な選手がたくさんいるので「J2降格」というのは何としてでも避けないといけない。
05位 : サンフレッチェ広島 → 26.47才
→ 森保監督時代を支えたGK林卓人、DF水本、MF青山敏などが30代に突入。次代の広島を担うはずだったFW浅野拓やMF野津田やMF川辺やDF宮原なども広島を離れていったので「世代交代の遅れ」というのは深刻な問題だったが、今シーズン、チームは一気に若返った。ベテラン選手の怪我での長期離脱が引き金になったが19才のGK大迫を筆頭にMF松本泰、MF川辺などが主力に定着。大幅に若返った。
04位 : 大分トリニータ → 26.42才
→ 2013年以来のJ1で大きな存在感を発揮しているがベテラン中心ではなくて若手中心のメンバー構成でサプライズを起こしている点は称賛に値する。J1での実績が皆無に近い選手が多い中、開幕から着実に勝ち点を積み上げている。東京世代のDF岩田はフル代表でも存在感を発揮。MFオナイウ阿道、MF小塚、MF前田凌なども若い選手である。J1残留を達成できると「黄金期」が到来しても不思議はない。
03位 : 湘南ベルマーレ → 25.59才
→ 「若くて優秀な選手が多い。」というのはベルマーレ平塚時代からの伝統である。「湘南の暴れん坊」と言われた頃からの特徴と言える。東京世代のDF杉岡やMF齊藤未やMF鈴木冬などが主力を張っており、MF松田天やMF金子大やDF小野田なども若手世代。曹貴裁監督は積極的に若手を起用するのでいつの時代も湘南は若いチームである。湘南U-18所属で高校3年生のMF柴田も出場機会を得ている。
02位 : 横浜Fマリノス → 25.52才
→ 数年前までの横浜FMはMF中村俊とDF中澤の両ベテランを中心に経験のある選手をたくさん揃えていたがここ数年でクラブの方針が大きく変わってリーグ屈指のヤング軍団になった。2015年以降の平均年齢は「28.28才→28.58才→27.35才→27.41才→25.52才」となる。若返りに成功して結果も出ている。若手には見えないがDFチアゴ・マルチンスは24才、DF畠中は23才。CBコンビはJ1屈指の若さになる。
01位 : コンサドーレ札幌 → 25.37才
→ 「ユース出身の若手を中心に経験のあるベテラン数名を加えた編成」というのが近年の札幌の特徴になっている。ユース出身のDF進藤やMF荒野やMF菅大輝やMF深井一などが主力を張っており、オフに新たに加入したFW鈴木武蔵やMFアンデルソン・ロペスやMFルーカス・フェルナンデスなども20代中盤。活きのいい選手が集まっており、平均年齢はJ1最小の25.37才。若くてフレッシュなチームになっている。
表1. J1の18クラブの平均年齢 (16節終了時点)
順位 | クラブ名 | 平均年齢 | ± |
1 | コンサドーレ札幌 | 25.37 | -1.93 |
2 | 横浜Fマリノス | 25.52 | -1.78 |
3 | 湘南ベルマーレ | 25.59 | -1.71 |
4 | 大分トリニータ | 26.42 | -0.88 |
5 | サンフレッチェ広島 | 26.47 | -0.83 |
6 | 清水エスパルス | 26.91 | -0.39 |
7 | 名古屋グランパス | 27.08 | -0.22 |
8 | FC東京 | 27.22 | -0.08 |
9 | 鹿島アントラーズ | 27.25 | -0.05 |
10 | ジュビロ磐田 | 27.72 | 0.42 |
11 | サガン鳥栖 | 27.84 | 0.54 |
12 | ベガルタ仙台 | 27.93 | 0.63 |
13 | 川崎フロンターレ | 27.98 | 0.68 |
14 | ガンバ大阪 | 27.99 | 0.69 |
15 | ヴィッセル神戸 | 28.24 | 0.94 |
16 | 松本山雅 | 28.35 | 1.05 |
17 | セレッソ大阪 | 28.47 | 1.17 |
18 | 浦和レッズ | 28.99 | 1.69 |
平均年齢 ・・・ (各選手の年齢*出場時間(分))の和/(チームトータルの出場時間(分)) |
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