18位 : 浦和レッズ → 28.99才
→ J1の18クラブの中で平均年齢が最も高いのは浦和で28.99才になる。GK西川、DF槙野、DF森脇、MF宇賀神、FW興梠、FW武藤雄など主力の半数ほどが北京世代になる。30才を超えた選手がたくさん主力を張っている一方で若手の台頭は少ない。DF岩武、DF荻原、DF橋岡、MF柴戸などがたくさんの出場機会を得るようにならないと、近い将来、大変なことになるだろう。マズい状況になりつつある。
17位 : セレッソ大阪 → 28.47才
→ MF清武を中心にDF丸橋、FW柿谷、MF水沼などロンドン世代(1989年生まれ~1992年生まれ)に主力が集中している。「近い将来の高齢化対策」はC大阪の悩みの種になっているが平均年齢は28.47才。上から2番目になった。2冠を達成した2017年は27.35才。下から4番目の「若いチーム」だったが高齢化が着々と進行している。ただ、DF瀬古、DF舩木翔、FW山田寛がJ1デビューを飾るなど有望な若手は多い。
16位 : 松本山雅 → 28.35才
→ 2015年以来でクラブ史上2度目のJ1を戦っているがJ2時代から平均年齢の高いチームである。松本山雅U-18から有望な選手が続々と出てくるような環境に放っていないことを考えると「平均年齢が高くなってしまうのも仕方がない。」と言える。ただ、FW韓勇太(鹿児島)とFW小松蓮(金沢)が期限付き移籍先で活躍するなどいいニュースも少なくない。MF前田大を中心に若い世代がチームを引っ張っていきたい。
15位 : ヴィッセル神戸 → 28.24才
→ FWダビド・ビジャは37才、MFイニエスタは35才、FWポドルスキは34才。「VIPトリオ」と言われる3人が平均年齢を大きく引き上げているのは確か。それでも、DF初瀬、DF宮大樹、GK前川など若手もかなりの出場機会を得ているので平均する28.24才。J1最年長チームではないのはやや意外に感じる。今後はDF藤谷壮やDF小林友なども主力に定着していくと思われるので年齢バランスは決して悪くない。
14位 : ガンバ大阪 → 27.84才
→ 売り出し中のFW食野亮など高卒3年目あたりの選手がたくさん出場機会を得ているので「一気に若返った。」という印象になるが39才のMF遠藤あたりが平均年齢を大きく引き上げており、J1全体では上から5番目。意外と平均年齢は高い。ただし、ここに来てMF中村敬やMF福田湧やDF高尾やMF高江やMF高宇洋などの出場機会が増えているので、今後、平均年齢が下がっていくのは間違いなさそうだ。
13位 : 川崎フロンターレ → 27.98才
→ 2連覇中の王者の川崎Fは大卒の選手が主力を担っている。来シーズンも、FW旗手(順天堂大)、MF三笘(筑波大)、MFイサカ・ゼイン(桐蔭横浜大)の加入が決まっているので大卒路線は継続されている。20才前後の若手は少ないので平均年齢は低くはないが高いわけでもない。脂の乗り切った年代の選手は多いので成績は安定する。38才の大ベテランのMF中村憲がどこまでやれるのか?も興味深い。
12位 : ベガルタ仙台 → 27.93才
→ 手倉森監督時代は良くも悪くもメンバーが固定されており、なかなか若手が出場機会をつかめなかったが、渡辺晋監督になってからは若手の抜擢が目立っている。横浜FMからの期限付き移籍となるMF吉尾は21才になったばかり。東京世代のMF椎橋やDF常田なども出場機会を掴んでいる。逆にベテランはMF梁勇基の出場機会が減少しているがボランチのMF富田晋は依然として中心の1人として活躍している。
11位 : サガン鳥栖 → 27.99才
→ 35才のFWフェルナンド・トーレス、34才のFW豊田やMF高橋義などがいるので「ベテランの多いチーム」という印象もあるが、18才のMF松岡大、20才のMF原輝綺などもいるので、平均すると普通程度。若いチームではないがベテラン中心のチームというわけでもない。今シーズンは難しいシーズンを過ごしているが、近年、鳥栖の下部組織の充実ぶりはすさまじいものがある。何とか危機を乗り越えたい。
10位 : ジュビロ磐田 → 27.72才
→ 昨シーズンの途中まで主力を張っていたMF中村俊が今シーズンは出場機会に恵まれず。FW大久保も十分な出場機会が得られないこともあって「主力の中でベテラン」と言えるのは守備の要であるDF大井くらい。「若手の多くが伸び悩んでいる。」という印象になるのでやや意外に感じるが平均年齢はそこまで高くない。名波監督が退任して鈴木秀人監督が就任したがどこまで若手を起用するか?は興味深い。
表1. J1の18クラブの平均年齢 (16節終了時点)
順位 | クラブ名 | 平均年齢 | ± |
1 | コンサドーレ札幌 | 25.37 | -1.93 |
2 | 横浜Fマリノス | 25.52 | -1.78 |
3 | 湘南ベルマーレ | 25.59 | -1.71 |
4 | 大分トリニータ | 26.42 | -0.88 |
5 | サンフレッチェ広島 | 26.47 | -0.83 |
6 | 清水エスパルス | 26.91 | -0.39 |
7 | 名古屋グランパス | 27.08 | -0.22 |
8 | FC東京 | 27.22 | -0.08 |
9 | 鹿島アントラーズ | 27.25 | -0.05 |
10 | ジュビロ磐田 | 27.72 | 0.42 |
11 | サガン鳥栖 | 27.84 | 0.54 |
12 | ベガルタ仙台 | 27.93 | 0.63 |
13 | 川崎フロンターレ | 27.98 | 0.68 |
14 | ガンバ大阪 | 27.99 | 0.69 |
15 | ヴィッセル神戸 | 28.24 | 0.94 |
16 | 松本山雅 | 28.35 | 1.05 |
17 | セレッソ大阪 | 28.47 | 1.17 |
18 | 浦和レッズ | 28.99 | 1.69 |
平均年齢 ・・・ (各選手の年齢*出場時間(分))の和/(チームトータルの出場時間(分)) |
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