GK 川島永嗣 (ストラスブール) 5.5
→ 2試合連続スタメン出場。好セーブを見せる場面もあったが前半23分にはフィードのミスから相手に決定機を許すなどフィードの部分での安定感を欠いた。前半34分の失点シーンは最初のシュートは何とか止めたがこぼれ球には対応できず。精いっぱいのプレーだったのでGK川島を責めることはできない。後半はカウンターから何度かピンチを招いたがしっかりと対応。キャッチングやセービングは安定していた。
DF 岩田智輝 (大分トリニータ) 5.5
→ 同じく2試合連続スタメン。この日も攻守に落ち着いてプレーしたが前半34分の失点シーンはクロスに対してかぶってしまったことが失点の要因になった。「1つのミスが致命傷になる。」というのはJリーグでも変わらないが日本代表となると注目度や期待度は段違い。勿体ない対応になった。攻撃の部分ではいいポジションを取って上手くボールを引き出すシーンもあったがその回数は少なかった。
DF 植田直通 (セルクル・ブルージュ) 6.0
→ 相手の1トップのFWバレンシアとマッチアップするケースが多かったがスピードとパワーを兼ね備えた強力なフォワードに対しても負けていなかった。もちろん、危ないシーンも多かったがしっかりと対応して阻止する場面も多かった。高さやパワーやスピードは日本の大きな武器になることを証明した。一方、ボールを奪った後のプレーの精度は課題と言える。簡単に前にボールを蹴り出す場面も多かった。
DF 冨安健洋 (シントトロイデン) 7.0
→ 攻撃陣ではMF中島翔やMF久保建が目立ったが守備陣ではDF冨安の活躍が光った。セリエAのボローニャへの移籍が噂されているがCBとしてのポテンシャルの高さを見せつける場面が多かった。ボールを奪った後に自ら持ち運んで局面を大きく変えることが出来るのは彼の大きな武器になる。DF冨安のところでボールを奪えると日本はチャンスになりやすい。出来としては非常に良かったと言える。
DF 杉岡大暉 (湘南ベルマーレ) 5.5
→ 3試合連続でスタメン出場。負担の大きいポジションなので疲労の色は隠しきれず。平常時の躍動感や前に出ていくときのパワーは感じられなかった。守備の時はスピードのある選手に対してもしっかりと対応したが攻撃面でチームに貢献するシーンは限られた。サブの左SBにはDF菅大輝(札幌)がいるがもともとは攻撃的なポジションの選手。SBとして未知数なのでDF杉岡に頼らざる得なかった。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 6.5
→ 過去2試合は攻撃面で目立ったがこの日は守備面での貢献度が高かった。エクアドルはカウンターが武器なので「攻守の切り替え」は普段以上に大事になってくるがボールを失った後のファーストディフェンスでボールを奪い返すシーンは何度かあった。危険なエリアを察知して未然にピンチを防ぐプレーも秀逸だった。今大会はオーバーエイジのような立ち位置だったが素晴らしい活躍を見せたと言える。
MF 板倉滉 (フローニンゲン) 6.0
→ 2試合連続スタメン。この日もMF柴崎岳とWボランチを組んだ。2戦目のウルグアイ戦では「ボールを奪った後のファーストパス」が問題になったがこの日は落ち着いてプレー。パスミスは減少した。攻撃における貢献度は限定的だったが守備面ではこの日も効果的なプレーをたくさん見せた。最終ラインの前でこれだけ跳ね返す能力が高い選手がいると周りの選手は楽になる。出来としてはまずまずだった。
MF 三好康児 (横浜Fマリノス) 5.5
→ ウルグアイ戦では2ゴールと躍動。強烈なインパクトを残したがこの日はそこまで目立たなかった。プレーの質自体は低くなかったが日本の攻撃が左サイド中心になったのでプレーに関与するシーンは多くなかった。ボールを持って仕掛けるプレーもあまり多くなかったので不完全燃焼に終わった。後半37分にMF安部裕と交代でベンチに下がったがもう少し早いタイミングで交代しても良かった。
MF 久保建英 (FC東京) 7.0
→ トップ下に近いポジションで出場。2試合ぶりのスタメンだったがたくさんのチャンスを演出。代表でプレーしたここまでの4試合の中では最もインパクトを残した。後半の終了間際にはFW前田大とMF中島翔の決定機をお膳立て。いずれも完璧なラストパスを提供したがゴールにはつながらず。こぼれ球を拾って自らゴールに流し込んだプレーはオフサイド。明らかにオフサイドポジションにいたので正しい判定だった。
MF 中島翔哉 (アルドゥハイル) 7.0
→ 前半14分に先制ゴールをゲット。キーパーが前に出ていたので「枠に飛ばすことが出来ればゴール」というシーンだったが冷静に決めることができた。最初はオフサイドと判定されたがリプレーを見る限りでは全くオフサイドではなかった。その後も攻撃の中心として存在感を発揮したが悔やまれるのはアディショナルタイムの逸機になる。ドフリーになっていたが相手にブロックされてしまった。
FW 岡崎慎司 (レスター) 5.5
→ 2試合連続でスタメン出場。この日も前線でらしいハードワークを見せたが2戦目のウルグアイ戦ほどは存在感を発揮できず。自身のシュートチャンスもなかなか訪れなかった。スペースを作る動きなどは相変わらず秀逸だったがゴールの期待感を感じさせるプレーはほとんどなかった。後半21分にFW上田と交代でベンチに下がったが体力的な問題もあったのだろう。致し方ない交代だったと言える。
FW 上田綺世 (法政大) 5.5
→ 後半21分にFW岡崎慎に代わって出場。前線で分かりやすい動きをして流れを大きく変えることに成功したがいくつか訪れたシュートシーンではフィニッシュの正確さを欠いた。後半45分にはFW前田大のシュートのこぼれ球を拾ってフリーでシュートを放ったが枠を捉えることは出来ず。カバーの選手はいたので簡単なシュートではなかったがゴールの期待感が感じられるシュートを打たないといけなかった。
MF 安部裕葵 (鹿島アントラーズ) 5.0
→ 後半37分にMF三好に代わって登場。最初は右SHでプレーして、途中から中央でプレーする機会も増えた。勝たないといけない試合だったので「チャンスに絡むプレー」が期待されたがなかなかゴール前でのチャンスには絡めなかった。
FW 前田大然 (松本山雅) 5.5
→ 後半43分にMF板倉に代わって出場。後半45分にはMF久保建のパスから決定機を迎えたがシュートはクリーンヒットしなかった。ヒーローになり損ねた。短い時間ながらいくつかのチャンスに絡めた点は評価できるが・・・。
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