湘南ベルマーレ→ 曹貴裁監督になって8年目の湘南は5勝8敗2分けで勝ち点「17」を稼いでいる。開幕5試合は3勝2敗とまずまず。その後も順調に勝ち点を積み上げたがインパクトが大きかったのは12節の浦和戦(A)になる。「世紀の大誤審」と言われているゴール見逃しという不運に見舞われながらアウェイで浦和を相手に0対2から逆転勝利を飾った。今シーズンのJリーグの試合の中では最も劇的な試合になったと言える。
奇跡的な逆転劇で勝ち点「3」を獲得したので勢いは加速するかに思えたが13節から3連敗中。大型連敗中だった神戸に1対4で大敗して、横浜FMとの神奈川ダービーも敗戦。調子の上がっていなかった広島にも敗れた。一時は上位争いに加わりかけたが3連敗を喫したことで残留争いに巻き込まれつつある。15試合で勝ち点「17」というのは決して悪いペースではないが今シーズンは残留争いのレベルが高い。
次の16節のG大阪戦(A)というのは大事な試合になるが15試合で18得点/23失点となる。得点数はまずまずと言えるが失点数が少し多い。守備の要である大卒2年目のDF坂圭祐が怪我の影響もあって7試合の出場にとどまっているのは誤算と言える。その一方で新加入のDFフレイレが3バックの中央で存在感を発揮しているのはポジティブなニュースになる。187センチと高さのある選手が真ん中にいると心強い。