セレッソ大阪→ オフにチームの顔だったMF山口蛍とFW杉本健が流出したC大阪は名将と言われるロティーナ監督を招聘。新しいスタートを切った。超満員の中で行われた神戸との開幕戦は1対0で勝利。好スタートを切ったがその後は得点力不足に苦しんだ。9節を終えた時点では2勝5敗2分けで勝ち点「8」。9試合でわずか5得点のみと攻撃陣が低調だったが10節以降の5試合は4勝1敗。一気に勝ち点を積み上げた。
14節を終えた時点では6勝6敗2分けで勝ち点「20」。9位に位置する。2位の川崎Fとの差は「7」のみ。上位争いに顔を出しつつある。12節の大阪ダービーは0対1で敗れたが、13節は開幕から12試合負けなしのFC東京とのホーム戦だったがFWブルーノ・メンデスが後半の終盤に値千金の決勝ゴールを決めて1対0で勝利。無敗で首位を走るFC東京に土を付けた。チームを取り巻く雰囲気は良くなっている。
目立つのは失点の少なさになる。14試合でわずか9失点のみ。7失点のFC東京に次いでJ1では2番目に少ない数字になる。昨今のJリーグはスペイン出身の監督が増えており、攻撃的なサッカーを志向するスペイン人の指揮官は多いが、ロティーナ監督は守備組織の構築に定評のある監督である。他のスペイン出身の監督とは大きく異なる。ここ6試合ではわずか1失点。堅守が新生・C大阪を支えている。