鹿児島ユナイテッド→ 昇格1年目の鹿児島は17節を終えた時点で5勝10敗2分け。18位に位置する。21位の福岡との差は「1」のみ。全く油断はできない状況になっているが2節から8試合勝ちなしと苦しんだ時期があることを考えるとまずまずの位置と言える。連敗を「5」でストップさせた10節以降の8試合は4勝3敗1分け。勝ち点「13」を稼いでいる。危うい状況になった時期もあったが何とか持ち直して降格圏を脱出した。
「3節から7試合連続でノーゴール」と極度の得点力不足に苦しんだが、試行錯誤の末、「4-2-3-1」が基本形になった。緊急補強したMFニウドが定位置を確保して主力に定着したのも浮上の理由の1つに挙げられる。好不調の波の激しい選手ではあるが身体的な能力が高くで攻守に貢献できる選手である。意外なところでゴールを奪ってチームを助けることも出来る選手なので大きな補強になったと言える。
悩みどころになっていた攻撃陣は右にMF五領、中央にMF酒本、左SHにMF牛之濱を起用。この3人が定位置を確保した。MF五領は11試合で2ゴール2アシスト、MF牛之濱は15試合で3ゴールを挙げている。C大阪時代は右SBもしくは右WBでプレーする機会がほとんどだったベテランのMF酒本を中盤の位置で起用しているのは興味深いが高度なテクニックを駆使して結構な数のチャンスに絡んでいる。