レノファ山口→ 山口は霜田監督が就任して1年目の2018年は8位と躍進した。オフに絶対的なエースだったFWオナイウ阿道が抜けたものの、FW工藤壮(広島)やDFドストン(ネフチ・フェルガナ)やMF吉濱(町田)などを獲得。充実した補強を行って「上位候補の1つ」と言われていたが開幕から低迷。17節を終えた時点では4勝9敗4分けで勝ち点「16」。残留圏ギリギリの20位に位置する。初のJ3降格の危機を迎えている。
17試合で22得点というのはJ2で5番目に多い数字になる。チーム内得点王が3ゴールのMF高井とFW山下敬とMF田中パウロ淳一の3人なので「ゴールを量産している選手」はいないが7人の選手が複数ゴールを記録するなどいろいろなところから点が取れる部分は今シーズンの山口の強みになっている。実に11人の選手がリーグ戦でゴールを決めており、SBの選手も積極的にシュートチャンスに絡んでくる。
「攻撃に関してはまずまず」と言えるので、やはり、足を引っ張る形になっているのは守備陣になる。17試合で30失点というのはJ2最多タイとなる。得失点差「-8」はワースト3位タイ。失点の多さを考えると「20位という順位になっても仕方がない。」と言える。大きな期待を受けていたウズベキスタン代表のDFドストンは力を発揮しきれておらず、CBコンビが固定できない。霜田監督の頭痛のタネになっている。