FC岐阜→ オフにFW前田遼、MF富樫、MFフレデリックといった攻撃に特徴のある選手をたくさん獲得したFC岐阜は「ダークホース候補の1つ」に挙げられていた。開幕3試合は2勝1敗。好スタートを切ったが4節以降の13試合でわずか1勝のみ。直近の13試合では1勝9敗3分けとなる。7節から4連敗を喫して、13節から4連敗中。16節を終えた時点では3勝10敗3分けで勝ち点「12」。22位と最下位に位置する。
19位の愛媛FCや20位の山口との差は「3」のみなので、まだ上のチームとの差は広がっていないが、初のJ3降格の危機を迎えている。16試合で12得点というのはJ2最少タイ、27失点というのは山口に次いで2番目に多い数字になる。また、得失点差「-15」はJ2で断トツの1位となる。トンネルの出口が見つからない状況になっており、ここ最近のリーグ戦で勝利したのは12節のFC琉球戦(H)の1試合のみとなる。
1対5で大敗した14節の千葉戦(A)の後半から3バックを導入している。DF阿部正とDF甲斐とDF藤谷匠の3バックを用いているが「3-1-4-2」にシステムが変更になってパスサッカーという持ち味が発揮されにくくなった。15節の町田戦(H)は1対2で敗れて、16節の柏戦(A)は0対1で敗れた。FC岐阜らしさを出せずに敗れる試合が多くなっており、就任3年目の大木武監督の解任を求める声は高まりつつある。
「監督交代」というのは今の時点で最も考えられる打開策の1つになる。2017年は18位、2018年は20位、2019年はここまで22位。パスをつなぐスタイルを取り入れてFC岐阜に「カラーを植え付けた功績」は大きいが結果につながらない。ラモス監督のときも限界まで引っ張ったので「我慢強いフロント」と言えるのは間違いないが「いつ、監督交代がアナウンスされても不思議はない状況になっている。」と言える。