1人目 : FW 黒川淳史 (水戸ホーリーホック)→ 今シーズンは主に2トップの一角で起用されているが首位を走る水戸の攻撃の中心として目覚ましい活躍を見せており、「前半戦のJ2のMVP候補の1人」に挙げられる。高度なテクニックと豊富な運動量を武器に目立った活躍を見せていたのでスペインのアラベスが関心を寄せるなど海外のクラブも注目する選手になった。「海外移籍→東京五輪を目指す。」というのもあり得ない選択肢ではない。
2人目 : MF 山田康太 (横浜Fマリノス)→ U-20W杯の本大会では左SHのレギュラーとして活躍中。GLの初戦のエクアドル戦では同点ゴールを決めるなど大きな存在感を発揮して評価が急上昇している。プロ1年目の2018年はJ1で8試合に出場。ポステコグルー監督の評価は高いが、常時、スタメンでプレーするのは難しい状況である。スタメンでプレーできそうなクラブに修行に出してもいいタイミングである。守備面での貢献度も非常に高い。
3人目 : MF 嶋田慎太郎 (大宮アルディージャ)→ J2時代の熊本で才納の片りんを見せて大宮にステップアップの移籍を果たしたが思うように出場機会を得られていない。高木琢也監督が就任した今シーズンは開幕当初こそスタメンが続いたが5節以降はほぼ試合に絡めていない。1トップ+2シャドーになって攻撃的なポジションの枠が「4」から「3」に減ったこともマイナスに作用している。独特のボールタッチとアイディアを持った選手なので希少価値は高い。
4人目 : MF 針谷岳晃 (ジュビロ磐田)→ 五輪代表に招集された経験もあるテクニシャンもなかなかトップチームの試合には絡めない。ルヴァン杯が主戦場になっているがMFアダイウトンやMFロドリゲスなどの「個の力」に頼ったサッカーにならざる得ない今の磐田で存在感を発揮するのはボランチの位置でも2列目の位置でも難しい。コンビネーションサッカーで生きるタイプなので持ち味を発揮しやすいクラブに移籍するのも1つの方法になる。
5人目 : MF 福満隆貴 (セレッソ大阪)→ 圧倒的な攻撃力を武器に2015年のJ3を制した山口のときは主軸として活躍したがC大阪では出場機会に恵まれていない。2017年は天皇杯とルヴァン杯で活躍。2冠達成に貢献したがリーグ戦では貢献できなかった。能力の高いアタッカーなので選手層の厚いC大阪で埋もれてしまうのは勿体ない。27才なので年齢的にはピークの時期と言える。J2のクラブであれば「攻撃の中心」になれる選手と言える。
6人目 : MF 中川風希 (横浜Fマリノス)→ 3節を終えた時点でFC琉球から横浜FMに電撃移籍となった。Jリーグでは極めて珍しいタイミングでの個人昇格になったが横浜FMでは出場機会に恵まれていない。ルヴァン杯も1試合の出場のみ。プレー時間は31分だけだった。横浜FMでは力を発揮できていないので「今夏、出場機会を求めて期限付き移籍する可能性」はあると考えられる。MF田中恵(FC琉球→水戸→FC琉球)のパターンもあり得る。
7人目 : MF マルティノス (浦和レッズ)→ 横浜FM時代は「J1屈指のサイドアタッカー」として活躍したが浦和では力を出し切れていない。スピードはJ1でも上位クラスになるが浦和では居場所を見つけられずに苦労している。オリベイラ監督が退任したことで序列が大きく変更になる可能性があるが新体制でも出場機会に恵まれないようだと今夏の移籍もあり得る。独力でチャンスを演出できる選手は貴重なので興味を示すクラブは少なくないだろう。
8人目 : MF 新井瑞希 (カターレ富山)→ 「J3を代表するアタッカー」と言われる東京世代のテクニシャンも今シーズンは出場機会に恵まれていない。オフにMF白石が加入した影響は大きくてスタメン落ちが増えているがポテンシャルは相当に高い。東京五輪の出場を目指しているがこのままだと不可能。森保監督にアピールしやすい状況を作るために、今夏、移籍を決断することはあり得る。高い評価を下しているJ2のクラブは多いだろう。
9人目 : MF 中島元彦 (セレッソ大阪)→ C大阪U-23で大きな存在感を発揮している「J3を代表するアタッカー」と言えるがなかなかトップチームの活動には絡めない。目標だったU-20W杯のメンバー入りも逃したがさらなる成長を期待して、今夏、J2のクラブに修行に出ることは十分に考えられる。DF庄司やDF森下怜の例を出すまでもなくC大阪というクラブは「J2レベルに達した若手」を積極的にJ2のクラブに貸し出す傾向にあるクラブである。
10人目 : MF 島屋八徳 (サガン鳥栖)→ MF福満(C大阪)と同様に2015年の山口で主力として活躍。2017年と2018年の前半戦は徳島でも大きな存在感を発揮したが鳥栖では出場機会に恵まれない。2018年は1試合の出場のみだった。ハードワークができて、かつ、点も取れる選手なので、泥臭いサッカーをするチームだと生きやすいタイプになるが今の鳥栖のサッカーには馴染めていない。J2で実績のある選手なので興味を示すクラブは多いだろう。
・「Jリーグ ブログ村」に登録しています。
・この記事を読んで面白かったと感じたときは「応援のクリック」を宜しくお願いします。m(_ _"m)
応援のクリックをする。
★ 現在の投票数 → 10票
→ 最大で10人まで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー
2019/05/23 【Jリーグ】 夏の移籍市場で「J2のクラブへの個人昇格」がありそうな選手 (20名) (前編)
2019/05/23 【Jリーグ】 夏の移籍市場で「J2のクラブへの個人昇格」がありそうな選手 (20名) (後編)
2019/05/28 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (GK編)
2019/05/28 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (右SB/WB編)
2019/05/28 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (CB編)
2019/05/28 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (左SB/WB編)
2019/05/29 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (ボランチ編)
2019/05/30 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (アタッカー編)
2019/05/31 【Jリーグ】 2019年夏の移籍市場の注目銘柄・10名を挙げてみた。 (フォワード編)
2019/05/31 【J1】 2019年シーズンの記事一覧 (まとめ)
- 関連記事
-