■ メンバーには選ばれなかった逸材U-20W杯を戦っている影山JAPANは主力数名を欠きながらここまで1勝1分けの勝ち点「4」。1つの目標である決勝T進出まであと1歩に迫った。「GLで3位になっても決勝Tに進出できる可能性があること」を考慮すると2試合を終えた時点で得失点差「+3」の日本は仮にイタリアに敗れて3位に転落したとしても相当に有利な立場である。「2大会連続の決勝T進出は濃厚」と言える。最低限の目標はクリアできそうだ。
今回はコパ・アメリカのメンバーに選出されたGK大迫(広島)、MF安部裕(鹿島)、MF久保建(FC東京)が不在。怪我の影響でDF橋岡(浦和)とGK谷(G大阪)も招集できなかった。MF安部裕、MF久保建、DF橋岡、GK谷の4人は昨秋に行われたU-19アジア選手権のときに主力だった選手なので「大きな戦力ダウン」と言えたが代わりの選手が奮闘している。しかも、彼ら以外にも「有望視される未招集選手」はたくさんいる。
20位 : MF 佐野海舟 (町田ゼルビア)→ 米子北高出身。冬の高校選手権で活躍して注目を集めた。名前のとおりで「セカンドボールを回収する能力」が高い。中盤の底で攻守に貢献してチームを安定させることが出来る。高卒1年目ながらトップチームの戦力になっており、5節以降は全試合でメンバー入り。ここ2試合はスタメンで起用されているが本職ではないSBの位置で起用されている。慣れたポジションではないと思うがそつなくこなしている。
19位 : DF 石原広教 (アビスパ福岡)→ 昨秋に行われたU-19アジア選手権のときは影山JAPANに選出されて本大会の出場権獲得に貢献した。オフに福岡に期限付き移籍して一定以上の出場機会を得ているが大きなインパクトは残せず。残念ながら本大会のメンバー入りは逃したがいろいろなポジションでプレーできるユーティリティー性は大きな武器となる。169センチとサイズには恵まれていないのでスケール感に欠ける点がマイナス要素と言える。