■ 日本のFIFAランキングは7位女子のW杯は6月から7月にかけてフランスで開催される。2011年大会は世界一、2015年大会は準優勝に輝いたなでしこジャパンは初戦でアルゼンチン、2戦目でスコットランド、3戦目でイングランドと対戦するが、最新のFIFAランキングはイングランドが3位、日本が7位、スコットランドが20位、アルゼンチンが37位となる。典型的な「2強2弱のグループ」になっており、日本が決勝T進出を逃すことは考えにくい。
過去2大会と同様に上位進出が期待されているが現実的な目標は「ベスト4」だろう。アメリカやドイツやフランスやイングランドとの差は現時点では小さくない。今年の3月に行われたイングランドとの試合では0対3で大敗していることを考えると「イングランドを上回ってGLを首位通過する確率」は決して高くない。過去2大会とは違って「今の時点でのなでしこジャパンは世界トップクラスではない。」と言わざる得ない。
「ベスト8に進出できればまずまず成功、ベスト4に進出できれば大成功、決勝進出を達成出来たら大快挙」と言えるレベルだと思うが、W杯に臨む日本代表のメンバー23名が5月10日(金)に発表された。前回大会を経験しているのはMF阪口、FW岩渕、DF宇津木など数名のみ。多くの選手がW杯初出場となる。五輪を経験している選手も少ないのでこれまでとは全く違ったメンバー編成であり、大きく若返った。