■ 本大会のメンバーが発表される。5月23日に開幕するU-20W杯はポーランドで開催される。昨秋に行われたU-19アジア選手権でベスト4に進出して本大会の出場権を獲得した影山監督は上位進出を目指しているが大会に参加する21名が発表された。「1999年1月1日以降に生まれた選手」が参加資格を持っているが6月のコパ・アメリカでのフル代表入りが噂されるGK大迫(広島)、MF安部裕(鹿島)、MF久保建(FC東京)の3人は招集されなかった。
さらにDF橋岡(浦和)とGK谷(G大阪)も怪我の影響で選外となった。アジア予選のときに主力を担った選手数名が欠場となったがタレントの多い世代なので「かなりの豪華メンバー」と言える。初戦はエクアドル、2戦目はメキシコ、3戦目はイタリアと対戦するが、3チームとも強豪国である。簡単な戦いにはならないと思うが2大会連続の決勝T進出が大きな目標になる。3位になっても決勝Tに進出できるチャンスがある。
1人目 : GK 茂木秀 (セレッソ大阪)→ 「東京世代の中では屈指のキーパー」と言われるGK谷(G大阪)は招集できなかった。昨秋のU-19アジア選手権のときに正キーパーを務めたGK谷の不在は痛い。さらにはJ1で上位争いをする広島の守護神として活躍しているGK大迫(広島)も不在。この年代の1番手のキーパーと2番手のキーパーが不在となった。この年代の代表チームでの実績が豊富なキーパーが2人も抜けたのは不安要素の1つになる。
GK鈴木彩(浦和ユース)が飛び級で選出されたのはサプライズだったが正キーパーを務めるのはGK茂木秀(C大阪)か、GK若原(京都)のどちらかになるだろう。高卒3年目のGK茂木秀はJ1でプレーした経験はないがJ3のC大阪U-23では目覚ましい活躍を続けており、J3で上位争いをするC大阪U-23の守護神として大きな存在感を発揮している。195センチと稀なサイズを誇るGK茂木秀が一気にブレイクする可能がある。
2019/03/22 【セレッソ大阪U-23×Y.S.C.C.横浜】 195センチのGK茂木秀は底知れないポテンシャルを持つ。
2人目 : DF 小林友希 (ヴィッセル神戸)→ 守備の要になるはずだったDF橋岡(浦和)が不在。DF瀬古(C大阪)とDF小林友(神戸)がCBコンビを組む可能性が高い。この2人は「00JAPAN」のときから代表でCBコンビを組んできたので大きな問題は生じないだろう。192センチのDF三國ケネディエブス(福岡)もメンバーに選出されているがCBを本職とするのはこの3人だけ。世界を相手に3人のCBがどこまで跳ね返すことができるのか?は興味深い。
DF小林友は試合勘の問題を抱えているが185センチとサイズに恵まれており、かつ、フィード力も高い。左足のフィードは大きな武器になるだろう。神戸はMFイニエスタとFWポドルスキとFWダビド・ビジャを獲得して盛り上がっているが、やはり、自前のユース出身のスター選手が出てこないと真の意味での強豪チームにはなれない。今大会をきっかけに大ブレイクして神戸でも出場機会を掴んでほしい。
3人目 : MF 藤本寛也 (東京ヴェルディ)→ エース候補だったMF久保建(FC東京)がメンバーから外れたことで同じレフティのMF藤本寛への期待は大きくなった。「1999年生まれの世代を代表する選手」として早くから注目を集めてきたが東京Vでも一定以上の出場機会を得ている。レフティ特有の攻撃的なセンスを持った選手でキックの精度が高い。周りの選手をしっかりと生かせる選手なので「右SHのレギュラー候補の1番手」と言えるだろう。
期待されるのは「ゴールに絡むプレー」である。チャンスメイクをしつつ、ゴール前でシュートチャンスに絡んでほしい。東京世代にはMF堂安とMF三好がいて、パリ世代にはMF久保建とFW西川潤がいる。若い世代には左利きの優秀なアタッカーがたくさんいるが、MF藤本寛の才能は彼らと比べても大きくは見劣りしない。大きな可能性を秘めた選手なのでU-20W杯をきっかけにブレイクしてほしい。
4人目 : MF 斉藤光毅 (横浜FC)→ 今回、3人の選手が飛び級で選出されているが「サプライズではなかったのはMF斉藤光の選出」になる。昨秋のU-19アジア選手権でも中心として活躍。J2の横浜FCでも主に途中出場で大きな存在感を発揮している。キレ味鋭いドリブルはJ2の舞台でも大きな武器になっており、シュート精度の高さにも定評がある。年上の選手に混じってプレーすることになるが「攻撃の中心候補の1人」になる。
アジア予選のときはMF安部裕やMF久保建に負けず劣らずの存在感を発揮したが、今回、MF安部裕とMF久保建は不在。MF斉藤光にかかる期待はさらに大きくなった。ミッドフィールダー登録になっているので「サイドハーフのレギュラー候補」になるが、場合によっては2トップの一角で起用されるケースもあるだろう。同級生となるMF久保建とともにパリ世代を引っ張っていかないといけない選手である。
5人目 : FW 宮代大聖 (川崎フロンターレ)→ アジア予選のときはFW原大智(FC東京)がメンバーに選出されたが今回は不在。純粋なストライカーはFW宮代とFW田川の2人のみとなる。当然、上に勝ち進むためにはフォワード陣がゴールを積み重ねないといけない。FW宮代とFW田川がどれくらいの活躍が出来るのか?が影山JAPANのポイントになる。FW田川は2大会連続のU-20W杯出場。FW宮代はU-17W杯に続いて2回目の世界大会出場になる。
中でもFW宮代にかかる期待は大きい。もちろん、FW田川もストライカーとして相当なポテンシャルを秘めているが点取り屋としてのFW宮代のポテンシャルは相当に高い。どんな体勢からでもシュートを狙うことができる生粋のストライカーである。前回大会はMF堂安がゴールを量産してチームをベスト16に導いたが今大会の日本代表の選手の中でゴールを量産する可能性がもっとも高いのはFW宮代である。
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