■ ここまで11位とまずまず有馬監督を招聘したファジアーノ岡山は12節を終えた時点で4勝4敗4分けで勝ち点「16」。11位に位置する。上との差も下との差もわずか。「決して悪い成績とは言えないがいい成績とも言えない微妙な成績」と言える。勿体なかったのは後半の終盤に失点をしてドローに終わった試合がすでにいくつかある点になる。特に3対1とリードを奪いながら終盤に2失点して3対3に終わった8節の新潟戦(H)は勿体なかった。
『逃げ切り方』というのが今シーズンの岡山の大きな課題になっている。勿体ない形でドローに終わった試合がいくつかあるので「もっと勝ち点を稼いでいてもおかしくなかった。」と言える。有馬監督を招聘して前評判はあまり良くなかったことを考えると「まずまずのスタートを切った。」とも言えるが勝負はこれからである。貯金を作ることが出来るのか?借金生活に突入するのか?は大きな注目ポイントになる。
12試合で14得点/14失点。得点数も失点数もまずまずと言えるが、やはり、上位争いに食い込むためにはさらなる得点力アップが必要になってくる。「未完の大器」と言われ続けてきたFWイ・ヨンジェが12試合で7ゴールと爆発している。早くもJ2での自己最多ゴールに並ぶなど目覚ましい働きを見せているのは大きい。MF仲間は4ゴール。今シーズンも目立った活躍を見せているがこの2人に続く選手が必要だった。