■ 開幕4連勝を達成したが・・・。「3度目のJ2降格」となった柏レイソルは開幕前の時点では「断トツの優勝候補」だったが12節を終えた時点で7位。プレーオフ圏外に位置する。開幕4連勝を達成したときは「このまま独走するのでは?」、「柏を止められるチームはない。」という意見も多かったが5節以降は1勝3敗4分けと苦しんでいる。ここ8試合で獲得した勝ち点は「7」のみ。上位陣との差が徐々に広がって来た。踏ん張りどころを迎えている。
12試合でわずか7失点のみ。日本代表のGK中村航を中心とした守備陣は奮闘しているが12試合で10ゴールのみという攻撃陣が足を引っ張る形になっている。FWオルンガが3ゴール、MFクリスティアーノが2ゴールを挙げているが、複数ゴールを記録しているのはこの2人のみ。しかも、MFクリスティアーノは開幕の山口戦(A)で2ゴールを挙げた後は11試合ノーゴール中。考えられないほど長いトンネルに突入している。
MF瀬川祐も12試合で1ゴールのみ。こちらも3節以降はノーゴールが続いている。FW江坂は9試合で1ゴール。12節の鹿児島戦(A)でようやくの今シーズン初ゴールを記録したがなかなかゴールを決められずに苦しんだ。得点源になるべき3人の成績を合計すると33試合で4ゴール。J2であればスペシャルな選手になってもおかしくないMFクリスティアーノとMF瀬川祐とFW江坂の不振は大きな計算外と言える。