■ J2の第12節J2の第12節。2勝6敗3分けで勝ち点「9」。21位のFC岐阜はホームの岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC琉球と対戦した。FC岐阜は4節から8試合勝ちなしと苦しんでいる。一方のFC琉球は4勝2敗5分けで勝ち点「17」。7位に位置するがこちらも7試合勝ちなし中。長いトンネルに入っている。開幕4連勝を達成したが5節以降は0勝2敗5分けとなる。どちらも久しぶりの勝利を目指す試合になる。
ホームのFC岐阜は「4-2-3-1」。GKヤン・オレ・ジーバース。DF柳澤亘、阿部正、甲斐、会津。MF三島頌、中島賢、粟飯原、風間宏矢、村田透。FW石川大。興国高出身で高卒ルーキーのMF村田透は2試合連続スタメンとなった。大卒ルーキーのMF粟飯原は右SHで3試合連続スタメンとなった。元日本代表のFW前田遼はベンチスタート。G大阪から育成型期限付き移籍で加入したMF市丸はベンチ外となった。
対するアウェイのFC琉球は「4-2-3-1」。GKカルバハル。DF増谷、岡崎亮、福井、徳元。MF上里、小松駿、上門、風間宏希、富所。FW鈴木孝。東京世代のMF小松駿がスタメン出場。MF風間宏希がトップ下で起用された。FC岐阜のMF風間宏矢もトップ下で起用されたので注目を集めた風間兄弟はどちらもトップ下でスタメン出場となった。エースのFW鈴木孝は11試合で8ゴールを挙げているがここ5試合ノーゴール中。
■ 2対1で逆転勝利を飾ったFC岐阜試合はアウェイのFC琉球が主導権を握る展開になった。前半13分のMF上門のミドルシュートはバーに直撃したが直後にMF富所のパスを受けたMF上里が得意のミドルシュートを決めてアウェイのFC琉球が先制に成功する。MF上里は今シーズン2ゴール目となった。前半20分にもFW鈴木孝が大チャンスを迎えたが決められず。前半はFC琉球がたくさんのチャンスを作ったが1ゴールにとどまった。
1点を追うFC岐阜は後半10分にFW山岸祐、後半17分にFW前田遼、後半30分にMF永島を投入。攻撃的なカードを次々に投入すると後半31分にセットプレーの流れから左利きのMF粟飯原が左サイドからクロスを入れると元日本代表のFW前田遼が豪快なヘディングシュートを決めて1対1の同点に追いついた。FW前田遼は5試合目の出場でようやくの移籍後初ゴールとなった。FC岐阜が1対1の同点に追いついた。
さらに後半40分にも中央のFW前田遼のポストプレーからボールを受けたMF永島が左足で決めて2対1と逆転に成功する。MF永島も途中出場でゴールを決めた。後半44分にFC琉球はMF越智とMF上門に決定機が訪れたがGKヤン・オレ・ジーバースを中心に何とか守り切ったFC岐阜が2対1で逆転勝利。3節の岡山戦(H)以来なので約2か月ぶりの勝利を手にした。敗れたFC琉球は8試合勝ちなしとなった。
■ 5試合目にして移籍後初ゴール未勝利地獄から抜け出したのはFC岐阜だった。前半は劣勢だった。前半13分にMF上里に先制ゴールを許すとその後も危ないシーンはたくさんあった。0対2になっていてもおかしくない場面をたくさん作られたがこの日のFC岐阜には運があった。試合を通して4回ほどFC琉球のシュートがバーに直撃するなどFC岐阜にとって絶体絶命のピンチを何度もバーが防いでくれた。FC岐阜は9試合ぶりの勝利となった。
選手交代が流れを大きく変えた。怪我明けのFW前田遼は今シーズン5試合目の出場。スタメンで出場した試合を除くと最も長い時間プレーすることになったが高い打点からヘディングシュートを決めた。相手の頭の上からヘディングで叩き込む豪快なヘディングだった。サポーターが待ち望んでいたFW前田遼のゴールが生まれたことでスタジアムの空気は大きく変わった。価値のある同点ゴールになった。
飛び抜けた実績を持っている選手なので期待は高かったがここまでスタメンは1試合のみ。開幕当初はFWライアン・デフリースとFW山岸祐の2トップが機能していたこともあって出場機会は限られた。期待に応えられないもどかしさを感じていたと思うがこの日は1ゴール1アシスト。さすがのプレーを見せた。ボックス内で仕事のできるストライカーがいないとなかなか点にはならない。FW前田遼にかかる期待は大きい。
■ 8試合勝ちなしと苦しむFC琉球敗れたFC琉球は8試合勝ちなしとなった。開幕4連勝で作った貯金がなくなりつつある。この日も先制に成功。たくさんいい形を作ったが「2点目を取れなかったこと」が悔やまれる。先のとおり、4本ほどFC琉球のシュートがバーに直撃している。4連勝の時期はエースのFW鈴木孝が高い決定力を見せてチームを引っ張ったがここ最近は決定機で決められない試合が目立っている。調子は下降気味と言える。
逆転された後、後半44分に大きなチャンスを作ったが決められず。最初のMF越智のシュートはGKヤン・オレ・ジーバースがビッグセーブで防いで、こぼれ球を拾ったMF上門のシュートは近くにいたDF阿部正がブロック。こぼれ球に対応したDF会津のプレーも良かった。試合の行方を大きく左右する重大な攻防は久々の勝利に向けて懸命に守るFC岐阜に軍配が上がった。FC琉球にはツキもなかった。
注目を集めた風間兄弟の直接対決は引き分けと言える。どちらもトップ下でプレーしてまずまずのプレーを見せた。兄のMF風間宏希はこれまでの試合はボランチでプレーする機会が多かったがこの日はトップ下。高い位置でプレーことになったがたくさんボールに触ってチャンスに絡んだ。エースのFW鈴木孝のゴールが止まっているのでMF風間宏希など中盤の選手のゴールが必要な状況になってきた。
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