■ 平成の末期に突如としてブレイク「プロ野球史上最高のスター選手」と言われるのがミスター・プロ野球と言われる長嶋茂雄さんになる。不滅のV9を達成した読売ジャイアンツの中心選手として活躍。MVPに5回選出されており、首位打者は6回、ホームラン王は2回、打点王は6回。監督としても2度の日本一に輝いている。残した成績も超・一流になるがなによりも選手として華があったと言われている。昭和という時代を代表する人物と言える。
その長男が長嶋一茂さんになる。1988年にヤクルトスワローズにドラフト1位で入団。1992年まではヤクルトでプレーして、その後、父親が監督を務める読売ジャイアンツに移籍をした。9年間のプロ生活で384試合に出場して打率は.210。通算のホームランは18本。ドラフト1位の選手としては物足りない成績に終わった。現役を引退した後は芸能界で活動をしてきたが、なぜか、平成の末期に大ブレイクした。
長嶋一茂さんは「スーパースターの息子」であり、「田園調布のお坊ちゃま」である。浮世離れした独特の言動が時代の転換期になる「平成の末期の空気感」にうまい具合にハマったのだろう。53歳にして芸能界でブレイクするとは本人も周りの人も誰も予想していなかっただろう。同じく浮世離れした独特の言動で注目を集めてブレイクした気象予報士の石原良純さんとは「コンビ」のような感じで活躍を続けている。