■ J3の第7節。J3の第7節。2勝3敗1分けで勝ち点「7」。12位とやや出遅れたザスパクサツ群馬はホームの正田醤油スタジアムでガンバ大阪U-23と対戦した。G大阪U-23は2勝2敗2分けで勝ち点「8」。7位に位置する。6試合で10ゴールを奪っているがリーグ2位タイ。J3屈指の攻撃力を持っている。今シーズンからG大阪U-23を率いるのは森下仁志監督になる。2017年は群馬を指揮したが5勝32敗5分けで22位。J3降格となった。
ホームの群馬は「3-3-2-2」。GK吉田舜。DF久木田、渡辺広、舩津。MF姫野、佐藤祥、鈴木順、金城ジャスティン俊樹、飯野。FW加藤潤、青木翔。6節のC大阪U-23戦(A)で逆転負けを食らっていることもあってメンバーを少し入れ替えてきた。中盤はトリプルボランチ気味の布陣を採用。立正大出身の大卒ルーキーのMF鈴木順はJ3初スタメンとなった。FW加藤潤は4ゴール、FW青木翔は3ゴールを挙げている。
対するアウェイのG大阪U-23は「4-2-2-2」。GK田尻。DF松田陸、高橋直、野田裕、山口竜、MF市丸、芝本、福田湧、食野壮。FW高木彰、白井。水曜日のルヴァン杯の磐田戦(H)で出場機会を得たFW食野亮、MF中村敬、MF高江は欠場。6試合で6ゴールを挙げているFW食野亮に代わって弟のMF食野壮がJ3では初スタメンとなった。4節のY.S.C.C.横浜戦(A)で途中出場していきなりJリーグ初ゴールを記録している。
■ 痛み分けのドローに終わった。試合の前半はG大阪U-23が攻め込む展開になった。MF市丸とMF芝本のWボランチを中心にしっかりとボールを回してチャンスを作ろうとする。ただし、攻撃の中心になっているFW食野亮やMF中村敬を欠いた影響もあってなかなかシュートチャンスは作れない。押され気味の展開になった群馬は前半25分あたりでシステム変更を実施。「3-4-2-1」に変更してFW青木翔が1トップの位置でプレーすることになった。
0対0で迎えた後半の序盤はどちらかというと群馬ペースになる。後半7分にはMF佐藤祥がシュートを放ったがGK田尻が防いだ。後半の立ち上がりはあまりリズムを作れなかったG大阪U-23だったが後半15分あたりを過ぎると、再び、ボールを保持して攻め込むシーンが増えていく。群馬は後半32分にMF光永を投入。レフティのMF光永のクロスから2つほど惜しいシーンを作ったが決められなかった。
ベンチ入りの選手が3人のみと少数だったG大阪U-23は後半23分に新・高校3年生のボランチのMF長尾を投入。MF芝本のポジションを1列上げる。ホームで勝利が必要な群馬は後半36分にMF姫野に代えてMF田中稔を投入。攻撃的なカードを切って先制ゴールを狙いに行ったがゴールを生み出すことはできなかった。試合はスコアレスドロー。群馬はここ5試合では1勝3敗1分けと低調。調子が上がらない。
■ メンバー変更はあまり成功せず。J3の7節の9試合の中では唯一の金曜開催となった。今シーズンからG大阪U-23を率いているのは2017年に群馬の監督に就任してチームをJ3に降格させてしまった森下仁志監督だったので「因縁の対決」ということで注目を集めるカードだった。群馬のサポーターにとっては「最も負けたくない相手の1つ」がG大阪U-23になると思うが痛み分けのドロー。終盤は群馬が押し込んだが決勝点は生まれなかった。
先週末はJ3がお休みだったので2週間ぶりのリーグ戦だった。準備期間が長かったことも関係していると思うが群馬はメンバーならびにシステムをいじって来た。MF光永やMF青木翼などはベンチスタート。MF金城ジャスティン俊樹やMF鈴木順をスタメンで起用してきたが成功したとは言えないだろう。無失点に抑えることが出来た点は評価できるがG大阪U-23からいい形でボールを奪うシーンは少なかった。
6試合で3ゴールを挙げているエースのFW青木翔に期待が集まったがこの日はG大阪U-23のDF野田裕ならびにDF高橋直に封じられてしまった。DF高橋直も新・高校3年生になる。2試合連続出場でJリーグ初スタメンとなったが相手の中心となるFW青木翔に仕事をさせなかった。前半途中でポジションが変更になったFW加藤潤もここまで4ゴールを挙げているがこの日はほとんど見せ場を作れなかった。
■ 2017年にザスパクサツ群馬を率いた森下仁志監督ミッドウイークに行われたルヴァン杯で活躍した若手数名がチームに帯同しなかったG大阪U-23はフレッシュなメンバー構成になった。新・高校3年生のMF食野壮とDF高橋直がJリーグ初スタメン。途中出場したDF西村翔はJリーグ初出場。兄に代わってスタメンのチャンスを得たMF食野壮に注目が集まったが大きな仕事は出来なかった。左SHでプレーしたがもっとアグレッシブにプレーした方が良かった。
注目が集まった森下仁志監督が「群馬に対してどういう感情を抱いているのか?」は分からないが、当然、自分が指揮をしたシーズンにJ3に落としてしまったチームなので責任は感じているだろう。森下仁志監督にとっても特別な試合だったと思うが勝利を掴むことは出来ず。両チームの次の直接対戦は11月24日(日)になる。32節なのでシーズンの終盤になるが群馬のJ2復帰がかった試合になる可能性もある。
群馬ではさっぱりだったので群馬のサポーターが森下仁志監督に良い感情を持っていないのは当然の話になるが「熱血漢」と言われているので常に勝利が求められるトップチームよりもユース年代やU-23向きの監督なのかもしれない。「適材適所」という言葉があるがG大阪U-23の監督として若い世代と関わる仕事は不向きではないように感じる。底の底まで落ちた指導者としての評価を高めることが出来るか?
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