■ 好スタートを切った京都サンガ四日市中央工高時代に元日本代表のFW小倉やDF中西永とともに「四中工トリオ」と言われた中田一三監督を招聘した京都は9節を終えた時点で4勝2敗3分けで勝ち点「15」。7位とまずまずの位置に付けている。中田一三監督は地域リーグのFC.ISE-SHIMAで監督や総監督を務めていた経験を持っているがJリーグのクラブで監督を務めるのは初めて。不安視されていたがここまではなかなか順調に来ている。
開幕からの3試合で2勝1分けと好スタートを切ったあと、4節から4試合勝ちなし。勢いが止まった時期もあったが、8節は栃木SC、9節は金沢に勝利して2連勝。波に乗りかけている。J2は今年も大混戦なので7位とは言っても上位との差も下位との差もわずか。連勝できると順位は大きく上がるが連敗すると順位は大きく下がるので全く油断はできないが開幕前の低評価ぶりを加味すると「よくやっている。」と言える。
GK清水圭、MF庄司、FW宮吉、MF重廣、MF小屋松などが主力として活躍中。DF上夷やFW中野克など大卒ルーキーの頑張りも目立っている。「ベテランのDF闘莉王の扱い方」というのは京都を率いる監督にとっては悩みどころだと思うが中田一三監督はCBの位置で起用している。「常時スタメン」というわけではないが3節からは5試合連続スタメンフル出場。今のところはうまい具合にDF闘莉王を活用できている。