■ 積極的な動きを見せる横浜マリノス今夏のJリーグは移籍のニュースが盛り沢山である。第2登録期間(ウインドー)は7月19日(金)~8月16日(金)なので間もなく期限が終了になるので「夏の移籍市場は終盤戦に突入している。」と言えるがまだまだいくつかのサプライズ移籍がありそうな情勢である。お盆の時期の8月12日(月)にもMFマテウス(名古屋→横浜FM)やFW林陵平(東京V→町田)などの移籍が実現するなど目の離せない展開になっている。
今夏は日本人の若手の欧州移籍が多いので鹿島やG大阪など「J1のビッグクラブと言われるクラブ」も主力の流出に苦しんでいる。これまでとは明らかに違う流れになっており、特にJ1のクラブは「プラスの補強もあったがマイナス要素も少ない。」というチームが多くなるが上位争いに参加していて2004年以来となるJ1制覇のチャンスを迎えている横浜FMは「いい補強が出来ている。」と言える。勝ち組と言えるだろう。
他の有力クラブと同様で横浜FMもMF天野純(→ロケレン)とGK飯倉(→神戸)が抜けている。「GK朴一圭が定位置を確保している。」とは言ってもJ1での実績があるキーパーではないことを考えると不安は大きい。「GK朴一圭の調子が落ちたとしても経験豊富なGK飯倉がいる。」というのは安心材料になっていたと思うので「GK中林(広島)を獲得している。」とは言ってもGK飯倉がチームを離れた影響は小さくないだろう。
また、「昨シーズンほどは目立っていない。」と言っても昨秋にはフル代表を経験したMF天野純の流出は想定外だった。ロケレンという欧州の中では小さなクラブへの移籍になったこともあって彼の移籍をポジティブに考えない人も少なくなかったがFWエリキ(パルメイラス)、MF渡辺皓(東京V)、DF伊藤槙(水戸)、GK中林(広島)、MF泉澤(ポゴニ・シュチェチン)に続いてMFマテウス(名古屋)の獲得にも成功した。