アタッカー編→ 長きに渡って日本代表を引っ張ってきたMF本田圭(メルボルン)がロシアW杯を花道に代表から退いた。同じくずっと中心だったMF香川(ベシクタシュ)はドルトムントで出場機会に恵まれずに試合勘を失った。否が応でも世代交代を進めなければいけない時期に突入していたがMF中島翔(アルドゥハイル)、MF南野(ザルツブルク)、MF堂安(フローニンゲン)の3人が台頭。秋の親善試合では鮮烈な印象を残した。
2列目の世代交代は一気に進行して「三銃士」とも言われる2列目トリオが新生・日本代表の目玉になっていたがアジア杯のときはMF中島翔が怪我のため欠場。MF南野とMF堂安は十分な結果を出すことは出来なかった。そんな中、トルコのベシクタシュに移籍した後、結果を出しているMF香川が森保体制になってからは初めて代表に招集された。30才になったMF香川をどう扱うのか?が大きな注目点になっている。
「せっかく世代交代が進んでいるので三銃士を中心にチーム作りを進めるべきだ。」という声も少なくないが、やはり、実力の世界である。健全な競争が行われるのであれば実力者のMF香川の復帰は日本代表にとっては好ましい出来事である。MF香川はトップ下が基本。トップ下だったMF南野は右SHでもプレー可能ということを考えると「MF香川+MF中島翔+MF南野という2列目トリオ」が基本になる可能性もある。
3月の2連戦ではMF香川のプレーに注目が集まるがアジア杯で主力として活躍したMF原口(ハノーファー96)も当然のことながら2列目のレギュラーの有力候補になる。ハードワークの出来るアタッカーの価値は高い。また、今冬にベルギーの名門のゲンクに移籍したMF伊東純もレギュラー獲得を狙う選手の1人になる。圧倒的なスピードは大きな魅力と言える。切り札的な起用法でも十分に力を出せる選手である。