ボランチ→ 長きに渡って日本代表のボランチの中心になっていたMF長谷部がロシアW杯を持って代表引退を表明した。ここ10年ほどは「不動のレギュラー」として君臨していた希代のキャプテンを失うことになったが森保監督はプラチナ世代のMF柴崎岳(ヘタフェ)に大きな期待を寄せている。所属クラブで出場機会に恵まれない時期も代表に招集しており、1月のアジア杯のときは主戦のボランチとして重宝した。
実績的にも、経験値的にも、年齢的にも、「MF柴崎岳がボランチの軸におさまるのが最も自然」と言えるが、今後も所属クラブで十分な出場機会を得られなかったり、思うようなプレーが出来なかった場合は構想を見直す必要が出てくる。幸いにして「ボランチの軸候補」はたくさんいるが、森保監督になってからほとんどの試合で好プレーを見せているMF遠藤航(シントトロイデン)もボランチの軸候補の1人に挙げられる。
アジア杯のときは準決勝のイラン戦で負傷交代。決勝戦は出場できなかったが「MF遠藤航が不在の影響は非常に大きかった。」と言える。ハリルJAPANのときは当落線上にいる選手の1人だったが森保JAPANになってからは欠かせない戦力になっている。湘南や浦和のときはCBの位置でプレーする機会がほとんどだったが、やはり、所属のシントトロイデンでボランチの経験を積むことが出来ているのは大きい。