■ 3月9日(土)に開幕2019年のJ3は3月9日(土)に開幕する。J1やJ2の開幕から2週間遅れで開幕戦を迎えることになったが今シーズンは18チームが参加してリーグ戦が行われる。JFLで3位になったヴァンラーレ八戸が青森県勢として初のJリーグ昇格を決めたが過去を振り返ってみると2015年の山口、2016年の鹿児島、2017年の沼津と昇格組が初年度のJ3で大きな存在感を発揮している。八戸はJリーグの先輩クラブに続くことが出来るか?
昨シーズンの開幕前は「秋田が大本命」と言われた。戦力的には頭1つ抜け出た存在だったがまさかの低迷。最終的には8位に終わった。同じく上位候補に挙げられていた長野は10位、富山は11位と低迷。北九州に至っては最下位の17位に終わった。J3は今年で創設6年目になるがクラブ間のレベルが拮抗してきた。J3の中で規模の大きいクラブが中位以下に沈んだとしても何ら不思議はない状況になってきた。
2018年は中位候補だったFC琉球が最終的には独走でJ3優勝を決めている。鹿児島は上位候補だったが鳥取や群馬を振り切って2位。自動昇格を達成した。サプライズの多いシーズンになったが2019年のJ3は大本命は不在である。上位候補に挙げられるのは熊本・群馬・秋田・鳥取・富山あたりになるがオフに重要な選手が抜けたクラブがほとんど。上位候補と言われるクラブも少なくない数の不安要素を抱えている。
■ 上位候補に挙げられるのは?なので、「このチームが中位や下位に沈むことは考えられない。」というほどの戦力を持ったチームは見当たらない。熊本・群馬・秋田・鳥取・富山あたりが10位前後をウロウロするシーズンになったとしても大きな驚きではない。J1やJ2と比べるとJ3は格差の大きいリーグだったがここに来て上と下の差が一気に縮まった。規模の小さいクラブも着実に自力を付けてきているので見応えのある試合が多くなっている。
優勝争いの予想をするのは難しいが、やはり、熊本・群馬・秋田・鳥取・富山あたりが上位争いに参加する確率は他のクラブと比べると高い。中でも熊本がJ3優勝に最も近いクラブと言える。FW安柄俊、FW皆川、MF田中達のトリオが抜けた穴は大きいが、経験豊富なGK山本海、FW原一樹、FW三島康などを獲得。J3はシンプルなサッカーを展開するチームが多いのでキーパーとCFの重要度は高い。
群馬はオフの選手の入れ替えが激しかった。MF風間宏希、MF松下裕、MF高橋駿などが抜けた影響は小さくはないが、FW青木翔、FW加藤潤、FW辻を獲得。他のJ3のクラブで得点源になっていたストライカーをたくさん補強した。守備的なポジションもDF渡辺広やDF福田俊を獲得に成功した。昨シーズンは得点力不足に苦しんだが「点の取れる選手」をたくさん獲得。的確な補強ができたと言える。
秋田は巻き返しを図るシーズンになる。2017年のJ3でMVP級の活躍を見せたFW田中智が富山に期限付き移籍となったが2年前の優勝メンバーの多くが依然としてチームに残っている。昨シーズンは歯車が噛み合わなくてもどかしいシーズンになったが力のある選手を各ポジションに揃えているので当然のことながら上位を狙えるチームである。FW藤沼、MF和田昌、MF堀、DF沖野など若手の台頭に期待したい。
■ FWユリに期待がかかるガイナーレ鳥取鳥取はエースのFWレオナルドとチームの顔だった10番のFW加藤潤が流出した。特にFW加藤潤が昇格争いのライバルになるだろう群馬への移籍を決断したのは衝撃的だった。同カテゴリーのクラブへの移籍のショックは大きいが新・エース候補のFWユリは185センチの長身。動画を見る限りでは能力の高い選手である。守備の要になることが期待されるDFアドリエルも今シーズンの鳥取の命運を握る選手になる。
→ 2018/12/24 【移籍市場】 納得しがたいFW加藤潤也の移籍(ガイナーレ鳥取→ザスパクサツ群馬)安達監督になって2年目となる富山は「ここ数年の中では最もJ2昇格のチャンスが大きいシーズン」と言える。すでに触れた通り、今シーズンのJ3には戦力的に飛び抜けたチームがない。泣き所だったCFに実績のあるFW田中智を獲得。10番のMF新井瑞、経験のあるMF高橋駿などで構成される攻撃陣のタレント力はJ3屈指と言える。問題は守備陣である。正キーパーになるだろうGK榎本哲に期待が集まる。
5チームに続くのが長野・SC相模原・沼津・讃岐あたり。長野は横山雄次監督を招聘したがオフの補強は若手中心になった。我慢して若手を起用しながらチームを大きく変えるシーズンになるだろう。SC相模原はGK川口が現役を引退したがMF稲本の獲得に成功。ブラジル人カルテットが評判通りの力を発揮したら上位争いに絡む確率が高まる。新・10番のMFジオヴァンニがSC相模原のキーマンになりそうだ。
沼津はFW青木翔とDF砂森が移籍。MF太田一、MF富田康、MF沓掛などが現役を引退したので重要選手がたくさん抜けている。新加入選手は大学生が中心。戦力ダウンは否めないが評価の高い優秀な吉田監督が何とかしてしまう可能性がある。初降格となった讃岐は上村監督が就任して新しいスタートを切った。MF佐々木匠やFW原一樹が抜けており、前評判は高くない。どんなチームになるのか?は予想しにくい。
■ ダークホース的な存在は藤枝MYFC2019年のダークホース的な存在になり得るのは藤枝MYFCだろう。石崎監督になって2年目になるがFW森島康、MF谷澤、MF成岡というビッグネームを獲得。さらにDF秋本、MF松岡と実績のあるベテランの獲得にも成功した。また、働き盛りのDF川島將やDF星原やMF片岡爽なども獲得しているので戦力は大幅にアップした。J3は若手主体の構成になったチームが多い中、藤枝MYFCはベテランを軸に戦うことになる。
最下位からの巻き返しを図る北九州は小林監督を招聘。落ちるところまで落ちたがここからは這い上がるだけである。秋田や長野などと同様で補強は若手中心になった。FW町野やDF生駒やMF新垣やFWディサロ・燦・シルヴァーノなどがいきなり活躍しない限りは一気に上位グループに加わるのは難しいと思うが2018年に最下位に沈んだことがプラスに作用する可能性はある。チャレンジしやすい状況になっている。
プロ1年目ながら23試合で15ゴールと鮮烈な活躍を見せたエースのMF谷口海の引き止めに成功した盛岡もダークホース的な存在になる。今シーズンからチーム名が「いわてグルージャ盛岡」に変更になったがMF谷口海、FW宮市剛、MF嫁阪、DF太田賢などポテンシャルの高い選手が多い。実績のある新加入のDF米原祐とDF深井脩が守備力アップに貢献できるようだと1桁順位は十分に可能と言える。
J3の3チームは参戦4年目になる。2018年はG大阪U-23が6位、C大阪U-23が7位と健闘した。前評判以上の結果を残したがG大阪U-23はFW一美やMF森勇人やMF井出、C大阪U-23はFW米澤やMF喜田陽やDF森下怜などが抜けている。どちらも全く新しいチームになるだろう。ただ、依然として有望な若手は多い。G大阪U-23ではDF松田陸やDF山口竜やMF中村敬、C大阪U-23ではFW安藤瑞やFW山田寛などに期待したい。
2019年の順位予想バトル(J3編) ・・・ 締切日当日になりました。 受付期間 : 2019年1月6日(日)~2019年3月8日(金)
→ 不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
→ 順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
→ 同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。
→ 早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
→ 2019/01/12 【J3】 順位予想バトル 2019年版 受付開始 (現在の参加者→49名)
【質問内容】
(項目1) ハンドル名
(項目2) 年代
(項目3) 性別
(項目4) 地域
(項目5) 好きなJリーグのクラブはどこですか? (複数選択可)
(項目6) J3の全18クラブの順位を予想をしてください。
(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
(項目8) 2019年のJ3で注目するクラブとその理由をお書きください。(好きなクラブ以外で)
(項目9) 2019年のJ3で注目する選手とその理由をお書きください。
(項目10) 2019年のJ3でブレイクすると思う若手選手は誰ですか?
(項目11) JFLや地域リーグのクラブで注目しているクラブはどこですか?(省略可)
・投稿用フォーム (J3編) → https://form1ssl.fc2.com/form/?id=855132f3d67e69b7
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2019/01/06 【J2】 順位予想バトル 2019年版 受付終了 (参加者→162名)
2019/01/12 【J3】 順位予想バトル 2019年版 受付開始 (現在の参加者→49名)
2019/01/12 【J3】 2018年の順位予想バトルの最終結果 (個人成績・チーム成績) (参加者:74名)
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