FC岐阜→ 大型補強に成功したFC岐阜は「今シーズンのJ2のダークホース的な存在」に挙げられるが開幕戦はホームで山形に2対0で勝利。好スタートを切った。2節の徳島戦(A)は前半は一方的に攻め込まれる展開になったが何とか0対0のままで後半のアディショナルタイムに突入。勝ち点「1」を獲得出来そうな流れだったがMF清武功に決勝ゴールを決められて0対1の敗戦。2試合を終えて1勝1敗という成績になった。
徳島戦(A)も後半は持ち直したので開幕からの2試合はなかなかいい戦いが出来ている。FW前田遼、MF富樫、MFフレデリックという3人の新戦力に注目が集まっていたが中盤から前目のポジションは全て既存の選手がスタメンで起用されている。FW前田遼、MF富樫、MFフレデリックはまだ貢献できていないがFWライアン・デフリース、MF永島、MF風間宏矢などが奮闘。既存の選手の頑張りが目立っている。
右SBのDF柳澤亘、左SBのDF長倉という大卒ルーキーコンビが起用されている左右のSBを除くと新戦力が活躍出来ていないが上位進出のためにはFW前田遼、MF富樫、MFフレデリックの活躍は不可欠である。元日本代表のFW前田遼は開幕の山形戦(H)で途中出場したが類まれなキープ力と得点力を持った選手であることは明らか。彼が若手中心のFC岐阜の中で存在感を発揮するようになると面白くなる。
守備陣は今シーズンもGKビクトルの活躍が目立っている。J2では有数のキーパーと言える。順天堂大出身のDF柳澤亘が右SBのレギュラーに定着しているのでDF阿部正は今シーズンはCBの位置で起用される可能性が高まった。加入して早くも6年目。守備の中心としてチームを引っ張っていくことが期待される。攻撃的なポジションはタレントが増えたので守備陣の頑張り次第で1桁順位が見えてくる。