■ アウェイでゴールラッシュの名古屋名古屋はアウェイで鳥栖と対戦したが後半に4ゴールを奪って4対0で大勝。1節を終えた時点で首位に立った。0対0のままで時計は進んだが後半18分にFWジョーが決めて先制に成功すると後半32分にもFWジョーがヘディングシュートを決めて大きな追加点を奪った。後半34分にはMF相馬が決めて3点目を挙げると後半44分にはFW杉森のパスからMF和泉が決めて4点目。途中出場した3人の活躍も光った。
オフの補強に成功したので名古屋の前評判はかなり高かったがいきなり4対0からのスタートである。勢いに乗れそうな大勝劇だったと言える。もちろん、先制された鳥栖の選手の集中力が切れてしまったことは大量点の1つの理由になるが絶対的なエースがいて、MF相馬やMF和泉など控えに甘んじるのは勿体ない選手がベンチに控えているのは今シーズンの名古屋の強みの1つになる。選手層はかなり厚くなった。
2ゴールのFWジョーのプレーは圧巻だったが同じくらいの存在感を示したのが新加入のボランチのMFジョアン・シミッチになる。U-21ブラジル代表経験を持っている左利きのボランチになるが精度の高いパスで攻撃の起点になった。183センチとサイズのある左利きのボランチなのでMFエドゥアルド・ネットとの共通点は多いがMFジョアン・シミッチの方がゲームをコントロールする能力はかなり上と考えられる。
昨シーズンの悪い時期の名古屋はFWジョーとMFガブリエル・シャビエルの2人にかかる負担が大きかった。「この2人を止めることが出来れば大丈夫」というチームだったがMFジョアン・シミッチの加入によって2人にかかる負担は軽減されるだろう。開幕直前に加入した選手なのであまり知られていない新外国人選手になるが相当にハイレベルなプレーメーカーである。大きな補強になる可能性が高い。