■ 有馬監督は初陣を飾ることは出来ず。J2はオフに監督交代を実施したチームが多かった。栃木SC・大宮・柏・東京V・甲府・京都・岡山・福岡・長崎・鹿児島・FC琉球と11チームが監督交代を実施しているのでちょうど半分。J1で監督交代を行ったのはC大阪と鳥栖の2チームだったのとは対照的にJ2は例年以上に慌ただしいオフになった。新しいスタートを切ったチームがたくさんあるが良いスタートを切ったチームもあるし、その反対もある。
「早く今シーズンの初勝利が欲しい。」というのはどのチームも同じである。この点は優勝候補の筆頭と言われる柏でも、降格候補に挙げられているチームでも全く同じであるが、特に新しい監督を招聘したチームは早く初勝利を手にして落ち着きたいものである。開幕から4試合や5試合ほど勝利を手にすることが出来ないと周囲は騒がしくなってくる。Jリーグで実績のない監督を招聘した場合はなおさらである。
J2の22クラブの中ではFC琉球・鹿児島・水戸などが好スタートを切ったが厳しいスタートになったチームというと岡山・東京V・山形あたりになる。岡山はホームで水戸と対戦したが0対1で敗れて黒星スタートとなった。後半6分にMF茂木駿に決勝ゴールを決められて0対1で敗れたが「降格候補の1つ」に挙げられている水戸を相手にホームで不覚を取った。新たに監督に就任した有馬監督は黒星スタートとなった。
得点力不足というのは岡山の慢性的な課題になっている。J1初昇格のためには攻撃力アップは不可欠と言えるが開幕戦ではあまり良さを出せなかった。MF仲間やFWレオ・ミネイロなどが個人技からチャンスを作ったが決められず。今シーズンから新しく4バックを採用しているのでシステムが大きく変更になったが活発な攻撃はできなかった。鹿島から期限付き移籍した東京世代のMF久保田も存在感は希薄だった。