■ 大本命と言える柏レイソル2019年のJ2は柏が中心で回っていくだろう。MF伊東純(→ゲンク)、DF中山雄(→ズヴォレ)、DF鈴木大(→浦和)が抜けたので「主力の流出がなかった。」とは言えないが、「主力の流出は最小限に留まった。」と言える。FWクリスティアーノ、FW瀬川祐、MF江坂を中心とした攻撃陣はJ2屈指。ボランチのMFヒシャルジソンは即戦力として計算できる。代表復帰が期待されるGK中村航のパフォーマンスにも注目が集まる。
「柏が大本命」と言えるが先日のちばぎんカップの戦いを見る限り、序盤から突っ走ることは考えにくい。1節は山口(A)、2節は町田(H)、3節は新潟(A)。難敵との対戦が続くがMF伊東純が抜けた影響は小さくはない。また、CBはもともと不安定だったがDF中山雄とDF鈴木大が抜けたことで質も量も厳しい状況になった。新加入のDF染谷(京都)が中心になると思うが相方が誰になるのか?ははっきりしない。
千葉戦では20才のDF古賀が抜擢されたがあまり良いプレーを見せることは出来なかった。主戦場はSBなのでこのままCBとして起用されるのであれば相手チームにとっては恰好の狙い目になる。新加入のMFガブリエルもほとんど良さを出せなかったので不安要素は現時点では少なくない。当然、タレント力ではJ2の中では図抜けているが、2011年のFC東京あたりと同様で「序盤戦は苦労するのでは?」と考えられる。
ただ、総合力やタレント力では頭1つ抜け出た存在である。仮に2月・3月・4月で躓いたとしても挽回は可能。エンジンがかかってくると止めるのは難しくなるので他の21クラブは協力をして包囲網を張る必要がある。「勝って当たり前。」、「負けることは許されない。」、「無敗や全勝しないといけない。」などJ2を甘く考えている選手が柏の中にいるようだと他クラブにとってはありがたい。付け入るスキになるだろう。