アビスパ福岡→ 井原監督が退任してイタリア人のペッキア監督を招聘した福岡は転換期を迎えている。ペッキア監督は攻撃的なサッカーを志向するタイプの指導者と言われており、チームカラーは大きく変わる可能性が高い。昨シーズンまではどちらかというと堅実なサッカーでしぶとく勝ち点を積み上げてきたが今シーズンは自分たちで主導権を握ってゴールを目指すサッカーに様変わりする可能性が高いと考えられる。
オフの補強は最小限にとどまった。元・鳥栖のフィッカデンティ監督もそうだったがイタリア人の指揮官は「少数精鋭」を好むようだ。当然、試合に出場できる人数ならびにベンチに入ることができる人数は決まっているので「抱える人数は必要以上に増やさずに量よりも質で勝負する。」という考え方の人が多いように感じられる。計算できる選手がたくさん抜けた一方で補強はあまり積極的ではなかった。
GK圍(→C大阪)、DF駒野(→FC今治)、MF枝村(→栃木SC)、DF堤(→鹿児島)、FWレオ・ミネイロ(→岡山)、MFユ・インス(→FC東京)、DF古賀(→柏)、MF山瀬功(→愛媛FC)などが抜けた一方で加入した選手の多くはJリーグでの実績が少ない選手 or 全くない選手である。戦力ダウンを指摘する声は多いがDF石原広(湘南)、DF三國ケネディエブス(青森山田高)、MF喜田陽(C大阪)と年代別代表の若手の獲得に成功した。