FC岐阜 C+
→ 残留圏ギリギリの20位に終わったFC岐阜は大木監督になって3年目のシーズンになる。結果を出さないといけないシーズンになるがオフの補強は申し分ないレベルである。「J2の22クラブの中で最もいい補強が出来たクラブの1つ」に挙げられる。個性的な選手をたくさん獲得できたので「ダークホース的な存在」に挙げられる。松永監督時代の2009年の12位が過去最高成績になるが「一ケタ順位」を狙いたい。
注目はやはり元日本代表のFW前田遼(FC東京)になる。ザックJAPANのときに1トップの主軸を張った万能型のストライカーを獲得できたのは大きい。FC東京ではなかなか出場機会に恵まれなくて「年齢的な衰え」を指摘する声は多いが技術と判断力に優れた選手なので肉体的な衰えがパフォーマンスの低下に直結しにくいタイプである。CFとして2桁ゴールは期待したい。その力は十分にあると言える。
37才のFW前田遼は実績があって知名度も高い。集客力アップにも貢献できると考えられるが新生・FC岐阜の中心として期待されるのはガボン代表のMFフレデリック(トゥールFC)とJ3のFC琉球からやってきたMF富樫(FC琉球)の2人である。MFフレデリックは左利きでパスの精度が高い。MF富樫は2018年のJ3で32試合で16ゴールを記録。J3でMVP級の活躍を見せてついにJ2でプレーするチャンスを得た。
「23才のFW富樫がJ2でどのくらいの活躍が出来るのか?」はFC岐阜のみならず、J2全体で考えても大きな注目点になる。過去を振り返ってみるとJ3で大活躍した選手はJ2でもインパクトを残す可能性が高いが「J2のレベルの高さ」に戸惑って力を出し切れなかった選手も少なくない。どちらに転ぶのか?は始まってみないと分からないがテクニックがあってシュート精度も高い。J2の中では屈指の有望株である。