GK 権田修一 (サガン鳥栖) 6.5
→ 「この試合の中で最大のピンチ」と言えた前半22分のFWアズムンの決定機は難しいところにパスを出したGK権田の判断がマズかった。先のベトナム戦と同様で不用意なプレーでピンチを招いてしまったが、その後、好セーブ。(自作自演ではあったが)大きなセーブを見せた。後半16分のFKの場面は落ち着いて対応。ハイボールの処理も基本的には安定していたので及第点以上のプレーを見せたと言える。
DF 酒井宏樹 (マルセイユ) 6.0
→ 後半25分には右サイドを突破してクロス。惜しいシーンを作ったがこれまでの試合と同様で積極的に攻め上がることはなかった。守備を重視したポジショニングだった。心配されるのは後半28分にベンチに下がった点。2対0とリードを奪っていたが普通に考えると「経験豊富なDF酒井宏を代えるタイミング」ではなかった。前半にイエローカードを受けていることも関係したと思うがコンディションが心配される。
DF 冨安健洋 (シントトロイデン) 7.5 (MOM)
→ 相手の大エースのFWアズムンをほぼ完封。2ゴールのFW大迫、3ゴールに絡んだMF南野に匹敵する活躍を見せた。この3人であれば「誰がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれても不思議はない。」と言えるが個人的にはDF冨安をマン・オブ・ザ・マッチに推したい。FWアズムンは(身長は高いが)そこまで空中戦に強い選手ではないと思うが空中戦の勝負はほぼ勝利。20才とは思えないプレーを続けている。
DF 吉田麻也 (サウサンプトン) 7.0
→ これまでの試合は軽率なミスが多くてやや精彩を欠く試合も多かったが大一番で「今大会最高のプレー」を見せた。FWアズムンに対応するのはDF冨安になるケースが多かったがCBの2人の関係性は非常に良かった。終了間際のイザコザの場面では冷静に対応。キャプテンシーを発揮した。決勝進出が目前に迫っている日本の選手がカリカリしても仕方がない。キャプテンらしくうまく場をおさめた。
DF 長友佑都 (ガラタサライ) 6.5
→ これまでの試合と比べると高い位置を取るシーンは多かった。前半13分にはFW大迫のスルーパスから抜け出して惜しいシーンを作るなど攻撃面でも貢献。守備の場面でも粘り強く対応した。不可解だったのは終了間際のイザコザでイエローカードを受けた点。完全な被害者であるDF長友にイエローカードが提示されたのは意味不明だった。ただ、決勝に向けて何の影響もないイエローカードである。
MF 遠藤航 (シントトロイデン) 6.0
→ この日も安定したプレーを見せていたが先制ゴールを奪った直後のプレーで怪我をして負傷交代。決勝戦に出場するのは難しい状況になった。またしてもボランチ陣に怪我人が出てしまったが日本にとっては痛い負傷になった。今大会は「ボランチ陣」に怪我人が相次いでいるが決勝戦はMF塩谷が代わりにスタメンで起用されるだろう。層の厚さをアジア中に見せつけたい。MF塩谷であれば大丈夫だろう。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 7.0
→ 試合を重ねるごとに調子を上げてきたが先のベトナム戦に続いて好プレーを見せた。1点目と3点目はともにMF柴崎岳の縦パスが起点になっている。彼らしい鋭いパスを通してイランの守備陣を困らせた。GLのときは「試合勘不足」を指摘されるケースが多かったが試合に出続けたことで本来のプレーを取り戻しつつある。「FW大迫の復帰」は当然のことながら大きいが「MF柴崎岳の復調」も同じくらい大きい。
MF 堂安律 (フローニンゲン) 5.5
→ 準々決勝のベトナム戦ではヒーローの1人になったがこの日は他の選手と比べるとやや低調。良さを出し切れなかった。もちろん、前半19分のシュートシーンや後半28分のシュートシーンなど持ち味を発揮する場面もあったが限定的だった。FW大迫、MF南野、MF原口の出来が良かった分、評価は低くなってしまうが、長丁場の大会なのでこういう試合もいくつかある。決勝戦での活躍に期待したい。
MF 南野拓実 (ザルツブルク) 7.5
→ 「動き自体は悪くないがプレーの精度が低い。」という試合が続いていたがようやく本領を発揮。期待された初ゴールはならなかったが3ゴールすべてに絡む活躍だった。特に見事だったのは1点目のアシストになる。セルフジャッジをすることなくプレーを続けたことが大きな先制ゴールにつながった。大勝劇の立役者の1人になったがゴールが欲しい。決勝戦では自身でゴールを決めて大会を締めくくりたい。
MF 原口元気 (ハノーファー96) 7.0
→ この日もどちらかというと守備面での貢献が目立っていたが最後の最後に持ち味を発揮。素晴らしいドリブルから左足でゴールに流し込んだ。MF原口らしい推進力を生かしたファインゴールとなった。中心選手であるMF中島翔(ポルティモンセ)の不在の影響は当然のことながら小さくはない。類まれなサッカーセンスを持っているMF中島翔の穴を埋めるのはかなり難しいがMF原口はよく頑張っている。
FW 大迫勇也 (ブレーメン) 7.5
→ 5試合ぶりのスタメンとなったが2ゴールの活躍。エースにふさわしい活躍を見せてチームの勝利に大きく貢献した。ゴールシーンも見事だったが1点目と2点目はともに的確なポストワークでMF南野の良さを引き出した。周りでプレーする選手の良さを引き出すプレーも秀逸だった。この日も削られるシーンが多かったので満身創痍の状態だと思うがアジア制覇まであと1つ。大エースにかかる期待は大きい。
MF 塩谷司 (アル・アイン) 6.0
→ 怪我をしたMF遠藤航に代わって後半15分に登場した。投入された時点では1対0の僅差。大変な状況で投入されたが上手く試合に入って逃げ切りに貢献した。先のとおり、MF遠藤航は「決勝戦に出場するのは難しい。」と言われている。DF冨安をボランチにスライドさせることは考えにくいのでほぼ間違いなくMF塩谷が決勝戦はボランチの位置でスタメン出場するだろう。ウズベキスタン戦のような活躍を期待したい。
DF 室屋成 (FC東京) 6.0
→ 後半28分にDF酒井宏に代わって登場。2対0とリードして「逃げ切らないといけない。」という途中出場の選手には難しい状況だったが問題なく対応した。
MF 伊東純也 (柏レイソル) 6.0
→ 後半44分にMF堂安に代わって出場。そのまま右SHでプレーした。2度ほどいいボール奪取を見せるなど守備面でも貢献した。攻撃(カウンター)につなげることが出来たらなお良かった。
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