07位 : 長野パルセイロ→ 「悲願のJ2昇格」を目指す長野は横山監督が就任。新しいスタートを切った。とにもかくにも「得点力不足」が近年のチームの足を引っ張る形になっているが現時点では「得点源になれるフォワード」の獲得には成功していない。FW津田やFW宇野沢やFW竹下の残留は確定したがFW勝又やFW萬代やFW岡本英は退団。フォワードの層がかなり薄くなっているので近日中に誰かしらの補強はありそうな流れである。
「どのクラスのフォワードを獲得できるか?」が注目ポイントになるが今オフの長野は若い選手を積極的に獲得している。MF山田陸(盛岡)やMF妹尾(G大阪)やDF池田(愛媛FC)やDF入間川(甲府)などは特徴を持った面白い選手である。即戦力として活躍できるのか?は不透明ではあるがチームを大きく変えないといけない状況であることを考えると方針としては悪くない。MF堂安やFW竹下を含めて面白い選手が増えてきた。
06位 : ブラウブリッツ秋田→ 昨シーズンの開幕前は「優勝候補の筆頭」に挙げられながらまさかの低迷。8位に終わった秋田は巻き返しを図るシーズンになる。昨オフはMF中村亮やMF平石やFW藤田祥などを獲得。能力の高い選手や実績のある選手をたくさん獲得する大型補強に成功したが今オフは昨オフと比較するとかなり控えめである。若い選手を積極的に獲得しており、ノビシロのある選手を大量に獲得しているのが目に付く。
FW藤沼(盛岡)やMF堀研太(横浜FM)やFW和田昌(横浜FM)やDF沖野(C大阪)などが重要な戦力になるようだとフレッシュさは増す。補強ポイントだったボランチはMF小谷光(盛岡)を獲得。攻守の要になる可能性がある。不安要素を挙げるとFW田中智(→富山)が抜けた点になる。FW林容平(大分)を獲得したが「誰がフォワードの軸になるのか?」が現状は見えてこない。DF中島大(讃岐)やDF田中雄(札幌)の獲得は面白い。
05位 : ザスパクサツ群馬→ 重鎮のMF松下裕(栃木シティ)が契約満了で移籍。MF風間宏希(→FC琉球)やMF小林竜(→引退)やGK松原(→湘南)やFW高橋駿(→富山)やFW大島康(→栃木SC)などが抜けているのでマイナス要素も多いがFW加藤潤(鳥取)、FW辻(群馬)、FW青木翔(沼津)、FW中村駿(山形)などを獲得。フォワード陣の強化に成功した。タイプの異なる優秀な選手が集まったので「フォワード陣」はJ3屈指の陣容になった。
ボランチの軸だったMF風間宏希が抜けた影響は小さくはないがMF窪田(甲府)、MF青木翼(FC岐阜)、MF佐藤祥(水戸)、MF姫野(大分)を獲得。リカバーできそうな陣容になった。補強ポイントだったCBにJ1やJ2での実績があるDF渡辺広(山口)を獲得できたのも大きい。期待されていた布啓一郎監督の人脈を生かした補強になった。正キーパーが抜けたのでGKキム・チョルホ(京都)やGK吉田舜(法政大)あたりに期待したい。
04位 : ロアッソ熊本→ 初のJ2降格が決まった熊本は賛否両論ある中で渋谷監督の続投を決断。「1年でのJ2復帰」を目指すことになる。FW安柄俊(→水原FC)、FW皆川(→広島)、MF田中達(→G大阪)の3人が移籍となったがこの3人の退団は想定内の出来事だった。もともと引き止めることは難しかった。「退団濃厚の3人の穴をどのようにして埋めるのか?」が注目ポイントだったが実力者をたくさん獲得することができた。
点を取れる選手が必要だったがJ2で実績十分のFW原一樹(讃岐)とFW三島康(松本山雅)を獲得。ともにベテランになるがフォワードの軸になれる選手である。また、弱点だったキーパーは元日本代表のGK山本海(横浜FC)の獲得に成功。グレードアップを果たした。CBならびにアタッカーの補強があまり進んでいないのは気になるがアタッカーのMF田村翔(福島)は能力が高い。まずまずの補強が出来たと言える。
03位 : グルージャ盛岡→ 13位に終わったものの若手の頑張りもあって見どころの多いシーズンになった盛岡は途中加入ながら攻守の要になったボランチのMF小谷光(→秋田)が流出した。期限付き移籍だったMF山田陸(→長野)も抜けたのでボランチが手薄になったが大卒ルーキーながら23試合で15ゴールを記録してチームの顔になったMF谷口海の引き止めに成功。流出もあり得た得点源の引き止めに成功したのがとにかく大きい。
また、フォワードの軸になったFW宮市剛は一旦はレンタル終了と発表されたが再契約が発表された。29試合で3ゴール6アシストと活躍したFW宮市剛の引き止めに成功したのも大きい。生え抜きのDF久保海の引退はショッキングだったがDF米原祐(SC相模原)とDF深井脩(秋田)という計算できる中堅世代のCBを補強できた。タイで活躍したボランチのMF櫛田(ウーロンゴンU)にも期待できるのでいい補強が出来ている。
02位 : カターレ富山→ 安達監督になって2年目となるが人脈を生かしたいい補強が出来ている。正キーパーとして活躍して近年の富山の顔的な存在だったGK永井堅(→徳島)の流出は当然のことながら痛手ではあるが経験豊富なベテランのGK榎本哲(浦和)を獲得。横浜FMのユースを指導していた時期の安達監督の教え子の獲得に成功した。J1で多くの試合を経験しているキーパーなのでGK永井堅の穴を埋める働きが期待される。
争奪戦になっているだろう10番のMF新井瑞の動向ははっきりしないがMF前嶋の引き止めに成功。年代別代表経験のあるDF杉山弾(千葉)の獲得に成功した。泣き所だった前線は2017年のJ3でMVP級の活躍を見せたFW田中智(秋田)を獲得。前線で起点になれる選手なのでMF佐々木陽次などアタッカー陣の能力はさらに生きるようになるだろう。J2やJ3で実績のある地元出身のFW高橋駿(群馬)を獲得できたのも大きい。
01位 : 藤枝MYFC→ 石崎監督になって2年目となる藤枝MYFCが「J3の15クラブの中で最もいい補強ができている。」と言える。テクニシャンのMF谷澤(SC相模原)を獲得して、ストライカーのFW森島康(栃木ウ―ヴァ)を獲得。ネームバリューのある選手を何人も獲得したことで注目度は一気に高まった。MF谷澤はJ3では屈指のアタッカーで、元日本代表のFW森島康はテゲバジャーロ宮崎と栃木ウ―ヴァでゴールを量産している。
さらに2017年に藤枝MYFCの守備の要になったDF川島將(北九州)の再獲得に成功。群馬で大きな存在感を発揮したMF星原(群馬)も獲得。甲府や京都で活躍した経験豊富なDF秋本(タイ・ホンダFC)、磐田や福岡や新潟で活躍したベテランのMF成岡(SC相模原)の加入も決まっている。その一方で「この選手が抜けたら困る。」と思える主力の流出は今のところはない。戦力的には大幅にアップしていると言える。
→ 2019/01/13 【J3】 全15クラブのオフの補強の充実度ランキング (08位-15位)
→ 2019/01/16 【J3】 全15クラブのオフの補強の充実度ランキング (01位-07位)
★ 現在の投票数 → 58票
→ 最大で10チームまで選択して投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー
2019/01/09 【J2】 全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (15位-22位)
2019/01/09 【J2】 全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (08位-14位)
2019/01/09 【J2】 全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (01位-07位)
2019/01/10 【J1】 全18クラブのオフの補強の充実度ランキング (13位-18位)
2019/01/11 【J1】 全18クラブのオフの補強の充実度ランキング (07位-12位)
2019/01/12 【J1】 全18クラブのオフの補強の充実度ランキング (01位-06位)
2019/01/08 全記事一覧(2005年-2019年)
- 関連記事
-