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【J2】全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (8位-14位) (2018年-2019年オフ) | | |　

※　2019年1月8日(火)の時点。

14位：ジェフ千葉

→　賛否両論ある中でエスナイデル監督の続投を決めた千葉はMF町田(→松本山雅)、MF清武功(→徳島)、DF近藤直(→東京V)、FW指宿(→湘南)などが退団した。FWラリベイも抜けたので計算できる選手が何人も抜けているがもともと選手層が厚いチームだったが「主力の流出」という印象は全くない。移籍の可能性も考えられたMF熊谷アンドリューやMF船山貴やMF為田などを引き止めることが出来たのは大きい。

一方でFW佐藤寿(名古屋)、MF堀米勇(甲府)、DFウィリアムス・ベラスケス(ワトフォードFC)などを獲得した。とにかくCBが補強ポイントだったのでベネズエラ代表の実力者を獲得できたのは非常に大きい。悪くない補強が出来ているがフォワードの補強は現時点ではFW佐藤寿のみ。フル稼働を期待するのは難しい年齢になっているので外国人ストライカーの獲得に動いていると思われる。どんな選手を獲得できるか？

　→　2018/11/28 　【賛否両論あり】エスナイデル監督(ジェフ千葉)の続投も悪くないと思う5つの理由

13位：徳島ヴォルティス

→　終盤戦に大失速した徳島は選手の入れ替えが激しかった。FWバラル(→未定)とFWピーター・ウタカ(→甲府)が抜けて、MF杉本太(→松本山雅)とMF前川(→福岡)も退団。違いを生み出すことが出来る選手がごっそりと抜けた。新たに獲得したのはMF清武功(千葉)、FW岸本(水戸)、FW河田(新潟)、MF野村直(横浜FC)、MFチャキット(バンコク・グラス)など。MF清武功が攻撃の中心になると考えられる。

一方の守備陣もDF井筒が現役を引退。生え抜きのDF藤原広(→栃木SC)も退団した。SBのDF田向(水戸)とDFジエゴ(水戸)を獲得したがDF福岡将(栃木SC)もどちらかというとSB系の選手である。補強ポイントだったCBの補強があまり進んでいないのは気になるところである。即戦力になる可能性が高い選手をたくさん獲得したがノビシロの大きい選手は減った。どちらかというと手堅い補強になっている。

　→　2009/03/22 　【徳島×熊本】渦の国のプロサッカークラブ (生観戦記#3)

12位：アビスパ福岡

→　井原監督が退任してファビオ・ペッキア監督が就任した福岡は新しいスタートを切った。1つの時代が終了したので主力の大量流出もあり得たが契約満了になった選手を除くと既存の移籍は最小限にとどまっている。最悪の事態になることは避けられたが補強は若手中心になっている。MF前川(徳島)、MF喜田陽(C大阪)、DF石原広(湘南)などを獲得しており、平均年齢がグーンと低くなる可能性もある。

MF田邉草(FC東京)の加入も決まっているので「テクニックのある選手を集めてコンビネーションからチャンスを作るサッカーに切り替えるのでは？」と考えられる。補強の意図ははっきりと分かるのでこの点は評価できる。期待がかかるのはGK圍(→C大阪)に代わって正キーパーを務める可能性が高いGKセランテス(CDレガネス)になる。スペイン出身で実績十分のキーパーがJ2でインパクトを残す可能性は高い。

　→　2018/07/02 　【日本代表】セルジオ越後を有り難がるのはいい加減、やめようぜ。
　→　2018/11/02 　【U-19日本代表】セルジオ越後さんがDF三國ケネディエブス(青森山田高)を酷評した件について

11位：京都サンガ

→　独特のツイッターが話題になっている中田一三監督を招聘した京都は五輪代表のMF岩崎(→札幌)が流出した。今シーズンは大きな貢献は出来なかったので戦力的には大きなマイナスにはならないと思うが地元の京都橘高出身。「超・高校級のストライカー」と評されて争奪戦を制して獲得にこぎつけた選手である。特大のポテンシャルを持ったスター候補をしっかりと育てられなかったのは痛恨である。

加入が決まったのはMFレナン・モッタ(フィゲイレンセ)、FW宮吉(札幌)、FW一美(G大阪)、GK加藤(大宮)、MF安藤淳(愛媛FC)など。FW宮吉とMF安藤淳は出戻りになる。FW一美は能力の高いフォワードで、GK加藤は正キーパー候補。MF庄司とMFジュニーニョの引き止めにも成功したので今オフの補強自体はまずまずである。いい補強が出来ているチームの1つに挙げられるがCBのDF染谷(→柏)が抜けたのは痛い。

　→　2018/01/20 　【森保JAPAN】酷すぎる状態になっている19才のMF岩崎悠人(京都サンガ)
　→　2018/12/30 　【炎上騒動】中田一三監督(京都サンガ)はツイッターを止めるべき。

10位：ファジアーノ岡山

→　開幕ダッシュに成功して一時は自動昇格争いの中心になったが徐々に後退。最終的には15位に終わった岡山は有馬監督の元で立て直しを図ることになったがストーブリーグでの存在感は希薄である。ここ数年は得点力不足に悩まされているので「積極的な補強」を期待したサポーターは多かったと思うが選手の入れ替えはあまり激しくない。特に日本人選手の入れ替えが極めて少ないオフになっている。

「思うように補強が進んでいないのか？」、「これから新加入の獲得のニュースが続々と流れるのか？」は定かではないが、現時点ではおとなしい。補強のニュース自体が少ないのでフラストレーションを溜めているサポーターは多いと思うがFWレオ・ミネイロ(福岡)とMFデネル・ピニェイロ(ヴィラ・ノヴァ)はハイレベルな選手である。岡山らしいピンポイント補強には成功しており、戦力はアップしているように思う。

　→　2018/11/15 　【J1・J2】全40クラブの補強の上手度ランキング (21位-40位)
　→　2018/11/16 　【J1・J2】全40クラブの補強の上手度ランキング (01位-20位)

09位：柏レイソル

→　まさかの17位で3度目のJ2降格となった柏は当然のことながら「1年でのJ1復帰」が至上命題になる。能力の高い選手が多いので草刈り場になる可能性もあったが現時点で主力の流出はDF鈴木大(→浦和)とMF中川寛(→湘南)の2人くらい。欧州進出が噂される日本代表のMF伊東純を引き止めるのは難しそうな雰囲気になっているがそれでも「最低限の流出」でとどまりそうな流れになっている。

「現状維持に近いレベル」であれば大成功と言えるので悪くない流れになっているが、とは言っても「契約更新が発表された。」という選手はほとんどいない。まだ移籍市場は活発に動いているので事態が急変することも考えられる。逆に加入が決まったのはMF菊池大(浦和)、MF村田和(清水)、DF田上(長崎)、DF染谷(京都)、DF高橋駿(神戸)など。いい補強が出来ており、急な流出にも対応できる構成になりつつある。

　→　2018/11/25 　【J2降格】「柏レイソルは草刈り場にならない。」と思う5つの理由

08位：町田ゼルビア

→　昨秋にサイバーエージェントが経営権を獲得した町田は豊富な資金力を生かした大型補強に乗り出すかに思えたが意外と静かである。即戦力クラスの選手や有名な外国人選手をたくさん獲得することも考えられた中、補強は若手中心になっている。「2019年に勝負をかける」というのではなくて「1年後や2年後を見据えた補強」になっているが「今年が勝負の年」というわけでもないので決して悪くない。

加入が決まったのはFW富樫(FC東京)、FWジョン・チュングン(岡山)、DF山田将(FC東京)、MF端山(栃木SC)、DF平尾(福岡)、GK増田(長崎)など。2017年の長崎のJ1昇格に貢献したGK増田を除くと「主力として計算できる。」という選手はいないが「開花したら大きな戦力になり得る選手」をかき集めている。未知数な選手も多いので「戦力アップに成功した。」とは断言できないが面白い補強が出来ているのは確か。

　→　2019/01/09 　【J2】全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (15位-22位まで)
　→　2019/01/09 　【J2】全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (8位-14位まで)
　→　2019/01/09 　【J2】全22クラブのオフの補強の充実度ランキング (1位-7位まで)

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