※ 2019年1月8日(火)の時点。
22位 : 栃木SC→ CBのレギュラーだったDFパウロン(→新潟)とDF服部康(→松本山雅)とDF福岡将(→徳島)が他クラブに移籍した。「CBのレギュラーが3人とも同じタイミングで流出する。」というのは20数年のJリーグの歴史を振り返ってみても極めて珍しい話である。「前代未聞の出来事」とも言える厳しい流れだったがここにきてDF岩間(松本山雅)など実力者の加入のニュースが続いており、ダメージは少しずつ緩和できている。
CBの補強が急務だったがDF森下怜(C大阪)を獲得。J3のC大阪U-23で要になった有望株を獲得できたのは大きい。さらにユーティリティー性が高いDF藤原広(徳島)の獲得にも成功。MF岩間をCBで起用することも出来るので徐々に駒が揃ってきた。攻撃陣はスピードスターのMF平岡翼(FC東京)を獲得できたのが目立つ。大きなマイナスからスタートして徐々に盛り返してきたがまだ不十分であることは言うまでもない。
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21位 : V・ファーレン長崎→ 「1年でのJ1復帰」を目指して手倉森監督の招聘に成功した長崎は「自動昇格候補の1つ」に挙げられるが補強自体はあまり上手くいっていない。五輪代表のときの教え子であるDF亀川(柏)を獲得できたのは大きいがFW鈴木武蔵(→札幌)、MF中村慶(→清水)、MF飯尾竜(→仙台)、DF田上(→柏)が流出。これからの長崎を支えていくことが期待された若手から中堅世代の選手がたくさん抜けることになった。
加入が決まったのはFW長谷川悠(清水)、FW玉田(名古屋)、DF亀川(柏)、MF大竹(岡山)、DF角田(清水)あたりになるがベテラン中心の補強になっている。計算できる選手を加えたが「リスタートのオフ」であることを考えるとベテランではなくてノビシロの大きい選手をたくさん加えたかった。FWファンマの退団も確定しているので「誰が点を取るのか?」は現状では見えてこない。目指す方向性に疑問を感じる。
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