■ 飛躍のシーズンになった2018年明治大出身のMF道渕にとってプロ2年目の2018年は飛躍のシーズンになった。ルーキーイヤーの2017年はJ2で4試合の出場のみだったが2018年は27試合に出場して2ゴールを記録。秋以降はスタメンに定着して攻守に貢献した。大卒2年目のMF道渕は甲府にとっては「期待の若手の1人」だったがJ1の仙台への移籍が決定。仙台ユース出身なので愛着のあるクラブへの移籍を決断して宮城県に戻ることになった。
出身地のクラブや育ててもらったチームからオファーを受けたときに移籍を決断する選手は少なくない。今オフでいうとFW佐藤寿(名古屋→千葉)やMF石川俊(湘南→大宮)が典型例に挙げられる。MF石川俊についてはJ1の湘南でレギュラーを張っていた選手なので(古巣とは言っても)J2所属の大宮に移籍するというのは驚きだったが「育ててもらったクラブに恩返ししたい。」という考えがあっての移籍だと推測できる。
MF石川俊の移籍の件になるとむしろ「美談」になるがMF道渕の移籍に関しては引っかかる部分が多い。「仙台ユースで育った選手なので地元でプレーしたい。」、「J2ではなくてJ1でプレーしたい。」というのはごく当たり前の感情だと思うが、2017年7月に起こした知人への暴行事件が原因で警視庁に逮捕された過去を持っている選手である。最終的には不起訴処分になったがすっきりしない移籍になった。
→ 2017/07/30 【サッカー】 Jリーガーの不祥事は今後も無くならないだろう。