ガンバ大阪 ・・・ C+ (12段階)→ 残留争いに巻き込まれながら怒涛の9連勝を見せて「J1残留」を勝ち取ったG大阪は移籍市場の早々にMF田中達(熊本)を獲得した。J2で猛威を奮ったサイドアタッカーの獲得に成功したが、その後は目立った動きを見せていない。欧州移籍を希望を持っており、流出の可能性もあったFWファン・ウィジョの引き止めに成功しそうな流れになっているのは大きいが補強の話はあまり進んでいない。
ここ2年間、主力のCBとして活躍したDFファビオとの契約を更新せずにCBのバージョンアップを図ったが「獲得交渉中」と早い段階で報じられたDFキム・ヨングォン(広州恒大)に関する続報は流れておらず、獲得に乗り出したDF奈良(川崎F)は残留濃厚。その他で獲得候補として名前が挙がったのはU-19タイ代表のFWキティポット・デーンアルンくらい。G大阪にしては珍しいほど静かなオフになっている。
CBについてはもともと層が薄いポジションだったがDF西野(→未定)の退団も確定済み。現状でCBを本職とするのはDF三浦弦とDF野田裕の2人くらい。もちろん、ボランチのMF今野をCBで起用することも出来るが最終手段である。このメンツでキャンプインを迎えることは当然のことながら出来ないがここから即戦力となる日本人の有力CBを獲得するのはかなり難しい。「外国人のCB」を補強する可能性が高いだろう。
SBはDF初瀬(→神戸)が流出したが「大学屈指の右SB」と言われるDF高尾(関西学院大)の加入が決まっている。DF松田陸とDF山口竜が順調に成長していることも踏まえると大きな影響はないだろう。中盤から前目のポジションの新戦力は今の時点では(サイドハーフで起用するのであれば)MF田中達のみ。FW呉屋(徳島)とMF矢島慎(仙台)の復帰が確定しているがあと1人くらいは新戦力を加えて活性化させたい。
→ 2018/12/03 【移籍市場】 「お断りされた回数」のランキング ~4位はC大阪、2位は浦和と横浜FM、1位は・・・。~
→ 2018/12/11 DF初瀬亮(ガンバ大阪→ヴィッセル神戸?)は過大評価されているのでは?と思う。