東京ヴェルディ ・・・ D- (12段階)→ 下克上を果たして11年ぶりのJ1復帰まであと1つに迫った東京Vだったが最終決戦では磐田に力負け。目前まで迫ったJ1昇格を逃した代償は小さくはなかった。ロティーナ監督については「J1昇格を達成していたとしてもC大阪の監督に就任した可能性は高い。」と言えるがキャプテンとして近年の東京Vを引っ張ったDF井林(→広島)がついに移籍を決断してチームを離れた。地元に戻ることになった。
若いチームの精神的な支柱だったDF井林は「J2屈指のCB」だった。戦力的な部分でも精神的な部分でもダメージの大きい移籍となった。さらに3年間で108試合に出場して37ゴールを記録するなど得点源として活躍したFWドウグラス・ヴィエイラ(→広島)も退団が決定。実績のあるFWレアンドロの残留は確定したが2017年に39試合に出場して17ゴール記録したFWアラン・ピニェイロも退団することになった。
その上、プレーオフで大きな存在感を発揮したDF香川勇(→長崎)はレンタル終了。G大阪からの期限付き移籍となるMF泉澤も退団する可能性も高まっている。イングランド出身のホワイト監督が就任の決定しているが「1つの時代が終了した。」と言える。一方、新卒の選手を除くと現時点で加入が確定しているのはFW端戸(湘南)、MF小池純(愛媛FC)、DF永田拓(横浜FC)、GK鈴木智(松本山雅)の4人になる。
いずれも計算できる中堅世代の選手になるがチームに大きなプラスの効果をもたらす可能性は低い。どちらかというとかなり地味な補強である。ポジティブな要素を挙げると「C大阪の監督に就任したロティーナ監督が獲得を希望するのではないか?」と思われていたMF渡辺皓とMF井上潮とMF藤本寛の3人の残留が確定した点になる。実際にオファーがあったのか?は定かではないが東京Vにとっては朗報である。
→ 2018/12/03 【プレーオフ】 東京ヴェルディの勝利(=昇格)を期待する4つの理由 (vs ジュビロ磐田)