大宮アルディージャ ・・・ C+ (12段階)→ 「1年でのJ1復帰」を逃した大宮は石井監督が退任。後任の監督候補としていろいろな指導者の名前が挙がったが、前・長崎の高木監督の就任が確定した。長崎を率いてJ1昇格を果たした実績を持つ指揮官の招聘に成功したことは今オフの中では最大のニュースと言えるがさらには名古屋が獲得に乗り出して流出の可能性もあったFW大前の引き止めに成功。J2の得点王に輝いたエースの流出を阻止した。
気になるのはMFマテウスの動向になる。ストーブリーグの初期の段階で「名古屋が獲得に乗り出している。」と報じられたがそれっきりである。J2屈指のアタッカーであるMFマテウスに対してはたくさんのクラブが獲得に乗り出すと思われていたが現状では大争奪戦には発展しておらず。大宮にとどまる可能性も出てきた。MFマテウスの引き止めに成功したとしたら大宮にとっては極めて大きな話になる。
MFマテウスの動向が確定していないことが影響しているのか?否か?は分からないが現状はストーブリーグでの存在感は希薄である。J1時代から豊富な資金力を生かして移籍市場をかき回すことが多かった大宮にしては珍しいほどおとなしい。獲得が決まっている新戦力はボランチのMF石川俊(湘南)になる。大宮ユース出身なので古巣復帰となるがボランチのタイプ的にはMF三門と重なる部分が少なくない。
MF小野雅(明治大)には即戦力の期待がかかるがMFマテウスが残ったとしてもFW大前のパートナーになれる選手は必要である。FWシモビッチの復活に期待するのも1つの方法だと思うが「FW大前の相方を誰にするのか?」を決めないといけない。ボランチはさらに水戸でブレイクしたMF小島幹のレンタルバックが確定しているが最終ラインに目立った補強はない。全体的に選手の大幅な入れ替えはなさそうだ。