福島ユナイテッド ・・・ D- (12段階)→ 開幕から好調で夏の終わりあたりまでは上位争いに参加していたが終盤に失速。最終的には12位に終わった。尻すぼみのシーズンになったがいいチームを作った就任2年目の田坂監督は退任。栃木SCの監督に就任することになった。田坂監督は退任時に「道半ばでチームを離れるのは寂しいですが、福島での経験を活かしこれから私自身も成長し、チャレンジしていきたいと思います。」とコメントしている。
退任の発表から2週間ほどが経過した後に栃木SCの監督に就任することが発表されたが状況的には「栃木SCからのオファーがあったので福島を去る決断をした。」と考えられる。評価の高い指導者なので栃木SCのようなJ2のクラブが田坂監督に興味を示すのは普通に考えられる話になる。後任としては東京Vや鳥取やFC琉球やINAC神戸レオネッサを指揮した経験のある松田岳夫監督の就任が決定している。
松田監督の元で上位進出を目指すことになるがストーブリーグは劣勢を強いられている。MF石堂ならびにMF鴨志田が現役を引退したので選手層が薄くなっているがアタッカーのMF田村翔(→熊本)も移籍を決断。キレ味鋭いドリブルを武器に攻撃の中心の1人になっていた選手なので痛い流出と言える。SVホルンに在籍した経験のあるMF川中の加入が決まっているがどこまでやれるのか?は未知数である。
また、ボランチとして3年連続で23試合以上に出場しているMF前田尚(→いわきFC)が抜けるのも痛い。移籍先がいわきFCというのは驚きである。J3でも一定以上の存在感を発揮していた選手なので「東北2部南」で活動するいわきFCへの移籍は予想の難しい展開である。新卒の選手以外で加入が決まったのは長身フォワードのFW小牟田(群馬)くらい。現状では戦力的に厳しい状況になっているので巻き返しが期待される。