■ J3は24節が終了した。J3は24節が終了したが残りはまだ14試合もある。J1は25節が終了して残りは9節、J2は32節が終了して残りは10節ということを考えると「J3はまだたくさん試合が残っている。」と言える。消化した節のパーセンテージを計算するとJ1は73.5%、J2は76.2%であるのに対してJ3は63.2%となる。なのでJ3はまだ2/3の地点にも到達しておらず。終盤戦に差し掛かったJ1やJ2と比べるとまだ不透明な部分は多いと言える。
まだ14試合もあるので先の展開を予想するのは難しいが首位の愛媛FCが勝ち点「47」。2位の富山が勝ち点「40」なのでその差が一気に広がった。愛媛FCは11試合負けなしと好調。11試合で7勝4分けと勝ち点を積み上げたが昇格争いのライバルと目される富山・鹿児島・FC今治・松本山雅などが夏場にたくさんの勝ち点を取りこぼしており、「いつの間にか、愛媛FCが独走態勢に入りつつある。」と言える。
この時点で「2試合では逆転されない勝ち点差」になったのは大きい。直近の24節はホームで讃岐と対戦したが0対2の状況から3ゴールを奪って劇的な逆転勝利。大卒1年目のボランチのMF谷本が後半41分に劇的なゴラッソミドルを決めて勝利をつかんだ。さらに勢いが加速しそうな勝ち方だった。好調な攻撃陣はここ11試合で21得点を奪っており、エースのFW松田力は20試合で9ゴールと攻撃を牽引している。
「どこが愛媛FCを止めるのか?」が焦点になっているが2位以下は歴史的な大混戦になっている。2位の富山が勝ち点「40」を獲得しているが9位の八戸まで「6差」。さらに13位の宮崎でも「9差」となる。18位のY.S.C.C.横浜との差も「13」のみ。まだ14試合残っていることを考えると「Y.S.C.C.横浜もノーチャンスではない。」と言える。Y.S.C.C.横浜は、先日、監督交代を実施。倉貫監督の就任が発表された。