■ J1の開幕まであと1か月ほどJ1の開幕まであと1か月ほどとなったが今オフの移籍市場で目立った動きを見せたのはG大阪だった。2022年は残留圏ギリギリの15位と低迷したがついにと言うべきか、フロントが本腰を入れて大改革に取り組んだ。DF昌子(→鹿島)、FWパトリック(→京都)、FWレアンドロ・ペレイラ(→未定)、MF小野瀬(→湘南)、MFウェリントン・シルバ(→未定)など高年俸だった選手が退団。DF昌子以外の4人は契約満了だった。
代わって獲得したのはDF半田(山形)、MF杉山直(熊本)、DF江川湧(長崎)というJ2で頭角を現した若手だった。「J2で活躍した選手を引き抜く。」というのは昨今のJ1のクラブの補強のトレンドになっているが浦和やC大阪などが取り入れて成功したやり方をG大阪も採用した。さらにチュニジア代表としてカタールW杯に出場したFWイッサム・ジェバリ(オーデンセBK)も獲得した。G大阪の得点源になることが期待される。
他にはイスラエル代表のボランチのMFネタ・ラヴィ(マッカビ・ハイファ)の獲得も噂されている。近年のG大阪の外国人選手はブラジル人と韓国人が多かったが今回はチュニジアとイスラエルなので珍しい国からの補強になる。FWイッサム・ジェバリとMFネタ・ラヴィを獲得するためにかなりのお金がかかっていると思われるので「新生・G大阪のキープレーヤー」と言えるが例年とは違って意欲的な補強を見せている。