徳島ヴォルティス→ 25節を終えた時点で15勝4敗6分けで勝ち点「51」。首位を走っている。残りはまだ17試合もあるので「全く油断はできない。」と言えるが2014年以来のJ1復帰に向けて好位置につけている。3位の北九州との差は「5」、4位の長崎との差も「5」。ここに来て北九州ならびに長崎が失速しているのは徳島にとっては好材料である。大宮や磐田などJ1経験が豊富な前評判の高かったクラブが低迷しているのも大きい。
徳島は9試合負けなし中となる。9試合で6勝3分けと順調に勝ち点を積み上げている。大きかったのは23節の長崎戦(A)になる。押し込まれる展開になったが後半44分にMF渡井が決勝ゴールを決めて1対0で勝利した。22節から首位に立っているが「首位固め」に成功した。前回、J1に昇格したときはPOを制してJ1初昇格を果たしたので「自動昇格を果たした経験」は一度もないが2位以内のチャンスを迎えている。
リカルド・ロドリゲス監督になってから毎年のように昇格争いに参加しながら昇格を逃している。その都度、有力選手が引き抜かれているが今シーズンもJ1昇格を逃すようだと有力選手の流出は避けられないだろう。就任4年目となるリカルド・ロドリゲス監督が引き抜きにあう可能性もあることを考えると是が非でもJ1昇格を達成したいところである。残りは17試合。「クラブの未来を大きく左右する17試合」になる。
攻撃に関するスタッツは軒並み優秀。1試合平均のドリブル数はJ2最多になる。MF渡井やMF西谷和やMF杉森などの仕掛けは大きな武器になっている。1試合平均のクロス数は19位なので「クロスの数はあまり多くない。」と言えるが右SB/WBのポジション争いを繰り広げているMF藤田征は5アシスト、MF岸本は4アシストを記録している。この2人はタイプは全く異なるが「右サイドからのクロス」は大きな武器と言える。