■ シュツットガルトに加入することが決定的進路先が大いに注目されていたU-22日本代表のDFチェイス・アンリ(尚志高)はドイツのシュツットガルトに加入することが決定的となった。ドイツのメディアが報じているがDFチェイス・アンリは2004年3月24日生まれなのでまだ17歳。18歳未満の選手の国際移籍は原則として認められていないので18歳の誕生日を迎えるまでは正式に契約を結ぶことは難しいが、18歳になった後、すぐに本契約が結ばれると思われる。
「当面はシュツットガルトのU-21でプレーする予定」と言われているが「高卒で、即、ドイツ1部の有力クラブに加入する日本人選手」というのはなかなか出てこない。「とりあえずとしてJリーグのクラブに加入して経験を積んでから欧州に渡った方がいいのではないか?」という意見は少なくないが育った環境がかなり特殊である。3歳から12歳までの9年間は父親の母国であるアメリカ(テキサス州)で育っている。
なので英語は問題なし。むしろ、日本語よりも得意だと思われる。MF久保建(マジョルカ)もFC東京で活躍した後、早い段階でスペインに渡ったが「子供の頃に海外で生活した経験のある選手」は日本で生まれてずっと日本で暮らしてきた選手とは別枠になる。18歳あたりで欧州のクラブに移籍した選手は日本とは大きく異なる環境に苦労するケースが多いがDFチェイス・アンリやMF久保建はその点では大丈夫である。