■ 引き続いて大混戦になる可能性は高い。2018年のJ2は新たに甲府・新潟・大宮・栃木SCが参戦して、湘南・長崎・名古屋・群馬が抜けることになった。クラブ規模的に場違い感があった名古屋が抜けた一方でJ1の残留争いに巻き込まれていた「オリジナル10」の広島ならびに清水が辛うじてJ1に生き残ったのでメンツ的にはそこまでハードではない。収益等では大宮が頭1つ抜けているが大本命とは言えない。J2は引き続いて大混戦になることが予想される。
J1編のところで述べたとおり、今オフは資金力とブランド力を兼ね備えたチームの動きが非常に鈍い。ACLの出場権を獲得した川崎F・鹿島・C大阪の3チームは積極的な動きを見せておらず、クラブW杯に出場したことで多額の賞金を得た浦和も派手な動きを見せているわけではない。このあたりのクラブで出場機会に恵まれない可能性の高い選手を狙っているだろうJ2のクラブにとっては動きにくい状況になっている。
例年、J1の上位クラブが積極的に動いた後、J1の中規模以下のクラブが動き始めて、その少し後からJ2の上位候補のクラブが動き始めて、さらに少し後からJ2の中規模以下のクラブが動き始めるのがパターンである。ヒエラルキーの上のクラブから順番に動き出していくので肝心の上のクラブが動いてくれないと下のクラブは動けない。「ほとんど移籍に関するニュースが流れていない。」というクラブもある。
2017/12/20 【J1】 「移籍マーケットの序盤戦の勝ち組」はどのチームだろうか? (2017年-2018年のオフ)
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