■ ポテンシャルの高さを評価されているDF町田(鹿島)経験値が必要とされるポジションなので年代別代表クラスの選手でも所属クラブでポジションを確保するまで時間がかかるケースは多い。U-20日本代表のレギュラーのDF中山雄(柏)とDF冨安(福岡)の2人は例外。18才や19才の段階から所属クラブでスタメンを確保できるCBは少ないので「出場機会に恵まれていないものの才能を高く評価されている年代別代表クラスのCB」はJ2のクラブにとって狙い目と言える。
今年の5月に行われた川崎Fとの試合で「右膝前十字靭帯損傷 」の大ケガを負ったDF町田(鹿島)は今オフの期限付き移籍があり得る選手である。鹿島には日本代表のDF昌子とDF植田直の2人がいるので出場機会を得るのは大変である。今シーズンの鹿島はCBの層が薄かったのでボランチが本職となるMF三竿健をCBの位置で起用した試合もあったが今オフに「CBの層を厚くする補強」が行われる可能性が高い。
190センチの長身でかつ左利きという特性を持つDF町田は「鹿島の守備の要」になることが期待されているが、このあたりのタイミングで、一度、J2のクラブに修行に出して経験を積ませたい。2018年のACL出場が確定。試合数は多いので鹿島に残っても出番は回ってくると思うが「(J2であっても)主軸として1年間プレーし続けること」と「控え選手として1年間を過ごすこと」では得られる経験値が全く違ってくる。