■ 思うように結果は出ていないが・・・。渡邉監督が就任して4年目となる仙台は29節を終えた時点で10勝14敗5分けで勝ち点「35」。12位に位置する。16位の広島との差は「8」。J1残留は何とか果たせそうだ。一方で8位の神戸との差は「6」なので1桁順位も狙える位置に付けている。2013年が13位、2014年が14位、2015年が14位、2016年が12位。クラブが前進しているところを分かりやすく示すためにもう少し順位を上げてシーズンを終えたい。
2011年が4位、2012年が2位だったので、その時と比較すると成績自体はかなり落ちている。13位前後をウロウロするシーズンが続いていることに対してフラストレーションを溜めているサポーターは少なくないと思うが今シーズンの仙台の戦いぶりは非常に良かった。試合運びのまずさなど課題もあるので先日の川崎F戦(A)などもったいない試合も多かったが仙台戦はエキサイティングな試合になることが多かった。
今シーズンから本格的に3バックを採用しているが「攻撃型の3バック」である。左右のWBはMF菅井、MF蜂須賀、MF中野嘉、MF永戸、MF古林などを起用。左右のWBの選手が高い位置を取る攻撃重視のサッカーを展開している。ボランチのポジションでワンランク上の存在になったMF三田を中心としたポゼッションサッカーは試合を重ねるごとに成熟度を増している。見どころの多いサッカーを展開したと言える。